Garageキック

Bicycle No.7 バイクスタンドを作る


photo:イレクター 富士見パノラマに行ったとき、自転車をトランポに立てかけたり地面に倒したりしていたのだが、どうもスマートじゃないというか格好が悪い。それに自転車もトランポも傷だらけになるし、地面にだらしなく倒した自転車は他のトランポに踏まれそうで怖いような気がする。で、バイクスタンドを導入することにした。

 ところがもの凄く高いのである。アルミ製だったりなんだりで1万何千円、高いものは4万円近くする。例によって予算が足りずに断念。自作することにした。

 材料は矢崎のイレクターパイプ(900mmが4本、1200mmが1本)と、ホームセンターで売っていたクランプ2個。写真には写っていないが、イレクター部品のゴム足も6個購入した。材料代は全部で2376円となった。

photo:バイクスタンド 900mmのイレクターパイプにクランプを差し込んで脚にする。そのクランプで1200mmのイレクターパイプを挟む。これだけ。今回は何の工具も使っていない。これで記事にしていいのか?

photo:バイクスタンド 自転車をこんな感じで立てかける・・・というか引っかける。写真は子供用24inchMTBなのでちょっとぶら下がり方が激しいが、大人用のマシンならもう少し安心して見ていられるようになるだろう。

 似たような寸法でアルミパイプも売っているので、それで作るともろにワークスっぽくなるかもしれない。

 ダウンヒルから大手メーカーが撤退し始めているらしい。かかる費用の割には・・・ってことなんだろう。私は最近子供のお守りで乗り始めたばかりだからマシンやレースの難しいことは良く分からないけれど、こんなものに4万円も掛かっていたらいつかはそうなるよなあ・・・という気がする。

(2000.12.19.)

photo:バイクスタンド その後、テスト中にスタンドがねじれて倒れてしまうというトラブルが発生した。自転車をまっすぐにして掛ければいいのだが、斜めに掛かってしまうとスタンド全体がねじれ、やがてクランプが耐えきれずに外れてしまうようだ。そこで、クランプを倍の4個にし、補強することにした。

photo:バイクスタンド 更に、分解したときにバラバラにならないように、プラスチックジョイント「J-18」を使って部品同士が組み合わさるようにした。脚に通し、接着せずにタイラップで適当な位置に止めるだけ。これをパコンパコンとはめて、上部をベルクロテープのバンドで巻く。こうするとクルマや物置の中でバラバラにならない。

 テストもクリアし一安心。別のクランプをテストするなどで費用は若干かさんだが、それでも市販品の半額以下。イレクターについてのノウハウも得ることが出来た。

(2001.01.29.)



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