Garageキック

Bicycle No.9 練習用小物


photo:自家製パイロン●パイロンもどきを作る

 下の子が補助無しの練習を始めた頃、広い原っぱや公園をダラダラと走ることが多かった。なにかアクセントがあればいいなと思いパイロンを買おうと思ったが・・・アメリカ系大型安売玩具店でも6個で700円ほどした。買うとしたら10個は欲しいから2セットということになる。買えない値段ではないが、なんとなく高いような気がして買わずに帰ってきた。そして・・・自作だ。

 まず、材料を仕入れる。コンビニで昼ごはんを買うときに、入れ物がプラスチックで出来ているヨーグルトもついでに買う。食べたらきれいに洗い、家に持って帰る。よーく洗わないとあとでカビが発生する。注意しよう(怖かったよ)。

 そして、ホームセンターで安売りのビニールテープを買ってきて、巻き付ける。

photo:自家製パイロン それを10日間繰り返すとこうなる。お腹の善玉菌が元気になって調子が良くなるというおまけ付きだ。

 あせって10個いっぺんに買ったりしてはいけない。食べきれなくなるし、お腹の調子もかえって悪くなるし、高くつく。毎日食事の一部として少しずつ食べるから安上がりになるのだ。

 市販品と比べて壊れやすいが、子ども用自転車で1、2回カスる程度なら大丈夫だ。思いっきり踏んでもビニールテープのおかげでバラバラになることはないのであと一回ぐらいは使える。

 もし壊れても廃物利用のようなものなので別にかまわない・・・一生使うモンでもないし。

photo:特製セクションphoto:特製セクション できあがったパイロンを家の近所に並べる。わずかな段差やくぼみをうまく使いながら、8歳と5歳が両方うまく遊べるようなセクションを作ってみた。最初は楽に、だんだん狭く難しくしていく。ある日のセクションはこれ。赤が5歳、途中から別れて青が8歳用だ。

photo:特製セクション 下り坂を使って勢いをつけつつ、ブレーキで速度を調整しながら5歳がセクションに入る。漕ぐとき以外は足を水平にしておくことを教えておく。前輪と後輪の軌跡の違いなど、教えなくても自分で気付くようだ。

 “足をつかない競争”ではなく、途中で足をつこうが若干失敗しようが、止まらずに抜けたらOK、と言うことにしている。2回に1回はクリアしている。

photo:特製セクション 8歳は貫禄充分と言った感じで、ゆっくりでもある程度スピードを付けても余裕でクリアしている。クリアするたびに10cmずつパイロンを難しい方向に動かしていくと、ゲーム感覚でどんどん上手くなっていく。

 ぎりぎり回り切れるかどうかの最終ポイントで、いったんスタンディングで体勢を整えてからハンドルを切りつつバイクを倒し込み、漕ぎながら抜けて行った。前輪を振るようになるのも時間の問題か。

photo:特製セクション いつの間にか近所のオトモダチが集まってきたので、一緒に遊んだ。

photo:ジャンプ台 ●ジャンプ台を作る

 うみかぜ公園で子どもがきれいにジャンプを飛ぶようになってきた。オトーサンも負けてはいられないのだが、なにしろ首カックンが怖い。そこで、小ジャンプ台を作って親子で練習することにした。

 作るのも飛ぶのも初めてなので、とりあえずは直線のジャンプ台だ。その辺に余っていた木を三角形に切り、買ってきたベニヤ板をねじ止めしただけ。「カコン!」と結構音が響くので底にゴムをつけたが、出来れば全面に貼ったほうが良いようだ。

photo:ジャンプ台  大きさの参考になるかと思いビニールテープ(半分ほど使ったもの)を並べてみたが、あまり参考にならないな・・・

 こんな感じで作った台で練習するうちに、うみかぜ公園でもわずかではあるが離陸出来るようになってきた。ジャンプをしなくても、スタンディングで乗り越えるだけでも結構面白い。上のパイロンモドキと組み合わせると1時間は遊べる。

 次回はジャンプ面が二次曲線のものの製作に挑戦する予定。

※道路で遊ぶときは安全を確認しつつ慎重に・・・
(2001.03.06.)


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