Mr. Bartlett's KTM250MX-303cc 1988

2002.05.01.

 4月のある日、英語のメールが届いた。「1988のKTM250ENDUROかMXのショップマニュアルを持っていませんか」という内容。「私は個人ユーザーなので残念ながら1989年のユーザーマニュアルしか持っていません。お力になれずすみません」と返事すると、「私も個人ライダーで、1988のKTM250MXを303ccにして乗っています。良かったら写真を見てください」というようなお返事を頂いた。どうやらワシントン州のKTMライダーらしい。

 メールによると、

It is fast, and FUN!!

なんだそうだ。いったいどんなマシンなんだろう。

 写真を見てみると・・・ただ懐古趣味でレストアされたのではなく、左キックのKTMが今も進化し続けているような、素晴らしいマシンであった。

photo:KTM250MX-303 1988  黒塗りのタンクと、フォーク・スイングアームに貼られた現代のKTMステッカーが最新型のような雰囲気を出している。それとノーマルの88のグラフィックがなんとも言えない調和を見せている(と感じるのは私がこの頃のKTMにあこがれた世代だからか?)。

photo:KTM250MX-303 1988  博物館に飾るのではなく、日曜日に遊ぶために選ばれたマシンであることが想像できる。アメリカでは古いオートバイのパーツが安く手にはいると聞いているが、KTMもそうなのだろうか。

photo:KTM250MX-303 1988 Bartlettさんからのメールによると・・・

In regards to the method of how the engine was built, the bore of the engine was originally 67.5 mm in bore bore size.

The gentleman that I know who owned the bike originally had it over bored to 72.0 mm, or 300 cc. When I got the bike in some state of disrepair, I had to bore the cylinder another .020 of an inch, or roughly 303 cc. I apologize I do not know the metric equivalent of .020 of an inch.

After that I put in a new Wiseco piston from a 1994 KTM 300, and then all that was left was to modify the skirt to clear the lower portion of the cylinder area in the case, (Just above the crankshaft)

とのこと。

 いつか私の1989も同じようにレストアして走りたい・・・


(Special Thanks to Mr. Bartlett - Washington State, U.S.)


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