今これを読んでいるみなさんは、パソコンの魅力をどこに感じるだろうか。
計算が速い・データの並べ替えが簡単・大量に保存できる・・・今でも密かにそう思っているけど、最近はそんな話をすると化石扱いされちゃいそう。
私の場合、シミュレーションゲームにもパソコンの魅力を感じている。パイロット、レーシングドライバー、市長・・・一度は夢見て、しかし夢でしかないことに束の間没頭できるのだ。でも夢と現実を混同しちゃいけないよ。
ストラトスというクルマがある。私が小学生の時に現役だったクルマだ。詳しいことはよく知らないけれど、アリタリアカラーのラリー仕様車は今でも十分かっこいい。欲しいんだけど手に入るわけがない(決して無理ではないとは思うのだが・・・失うモノが多すぎる)。レプリカでも800万円とのこと(先週の土曜日にすれ違った)。コドモの頃から持ち続けているトミカを大事にすることぐらいしかないのだろうか・・・
たまに立ち寄るゲームセンターで、セガラリー2をプレイするときはかならずストラトスを選んでいた。インプレッサの方が速いんだろうけど、速けりゃいいってもんじゃない。俺はストラトスを選んでいた。
そんな束の間の夢を見させてくれるセガラリー2が、家でもプレイできる・・・ときたら、ジョイスティックとかジョイパッドではなく、ステアリングホイールを選ぶのは当然のことではないだろうか。そして、通信対戦ができると分かればもう一台PCを組んでTCP/IPでつなぎ、ランエボやインプレッサやメガーヌを選びたがるコドモたちにはコドモ自身でプレイさせておいて、自分はストラトスをひたすら駆るのは当然のことではないだろうか。
フォースフィードバック(ブルブルと衝撃が伝わる)機能がついているものは2万円以上もする。それがUSB接続になって1万円ちょっとになったのだと思い、見た瞬間に買ってしまったのだが、残念ながらブルブルはついていなかった。しかし、作りはいいしレスポンスもいいし設定は簡単だしで、以前から使っているTHRUSTMASTERよりもいい。ただしステアリングの手触りはちょっとおもちゃっぽい(おもちゃなんだけど)。
そんな気に入っているこのレーシングホイールだが、そのうちチャンスがあればブルブル機能付きのものに買い換えてしまうかもしれない。そしてその時には、会社で使っている特製のレカロシートを自宅に持って帰り、ヘッドフォンをつけて音量を大きめにしてしまうかもしれない。