【商品テスツ】

No.7 ラジコンYZ

RC YZ250  トイザらスに子供の誕生日プレゼントを買いに行ったら、このラジコンYZを見つけてしまった。結構大きさがあって、迫力がある。クルマのラジコンと違って人間(人形)がドシッと構えていて、しかもフルフェイスのヘルメットをかぶっていて顔が見えない。自分の時間を持つことが難しくなったオトーサンは、人形にもうひとつの自分の姿を感じてしまった。これがクルマのおもちゃだと、まるで風呂に入っているかのような胸から上だけの人形だったり顔が外人だったりして、どうしても自分の姿を重ねることができないんだよね。

 これがいいなあなどと考えていたのだが、子供はどうやら四駆のラジコンが欲しいらしい。何回か「これにしたら?」とすすめてみたが「クルマがいい」とのこと。で、無理強いはせずに自分で買ってしまった。一応、名目上は下の子との共同購入ということになっている。送信機付きで確か3,800円。あと専用のバッテリーが2,500円位だったかな。

 買おうかどうしようか悩んでいる間に、結構多くのオトーサン(いかにもバイクに乗ってましたと言う感じの・・・)がこれを手に取り、しばらくうっとりと見つめてから棚に戻していたから、けっこうみんな同じ気持ちなのカモ。

RC YZ250  早速走らせてみた。けっこうスピードが速くてびっくりし、慣れるまではあちこちに激突していたけど、すぐに慣れた。ライダーはハンドルをぐっと押さえてどっしりとリーンウィズしているので、アクセルを開けたままのコーナーリングではちょっと下品な感じがするが、軽くアクセルを抜いてからハンドルを切り、向きを鋭く変えてからアクセルを開けると結構それっぽい。やがて、ストレートを全開で抜けてコーナー直前で鋭くブレーキ、リアを流しつつ再びアクセル全開なんてことも出来るようになった。何人かに操縦してもらったが、バイクに乗ったことがある人の方がやはりうまい。

 説明書によると、4時間充電してわずか20分の走行。同じメーカーの四駆のラジコンの場合は専用バッテリーじゃなくてアルカリ電池で1時間以上遊べる。二輪ということでスピードも速く、また安定させるために後輪にジャイロが組み込まれているので抵抗が大きいためだろう。でも、じっくり準備して短いながらも充実した時間、というのは本物と同じだな。

RC YZ250  子供と一緒に楽しむときは、クルマのラジコンも一緒に買っておくことをお勧めする。ラジコンバイクはスピードが速いし見た目が派手なので、すぐに子供が「貸して」と言う。しかし慣れないうちは転ぶしぶつかるしでうまくいかずに気分を悪くしてしまうのだ・・・操縦したいのに出来ないオトーサン共々。で、クルマのラジコンだと止まったり進んだりバックしたりがすぐにできるので、すぐにそちらに戻る(たまには貸した方がいい)。もちろん、パッケージをよく見て周波数が異なるものを買ってこないと、二台一緒に動かすことはできない。

 コースをつくってラップタイムを計るなんてことを目指すとけっこう厳しい練習が必要だろう。だが、そこまでしなくても「あ、転ばないで走れる」「やった、曲がれた」だけで楽しい。バイクに乗り始めたころの感覚がよみがえり、次の休みは本物に乗ろう、という気持ちになる。

(2000.10.26.)



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