Garageキック

Bicycle No.5 子供用自転車/スプロケット変更


 下の子(5歳)がDYNO BLAZEに乗りたいと言い出した。先日のセッティングが効いたのだろうか・・・早速乗せてみたが、まだ足つきもぎりぎりだし、取り回しにも慣れていないので自力の発進が3回〜5回中で1回しか出来ない。発進する前に転んでしまうか、どうにか発進してもクランクを一漕ぎするまえに倒れてしまう。ノーマルよりリアスプロケットを1T大きくしている(16T→17T)のだが、まだ乗り始めでしかも原っぱではまだまだきついみたいだ。

 そこで、たまたま持っていた18Tのスプロケットと交換してみることにした。


 まず手始めとして、ライダー本人に声を掛ける。

「自転車の後ろのギアを17から18にして、もの凄く速くスタート出来るようにしようか」

 ライダー本人は「17から18になる」と聞き、また「スタートが速くなる」と聞いて喜んでくれる。大人に対してギア比を下げて「速くなる」と言ったら半分ウソになるが、乗り始めの子供に対してはウソにはならない。最高速チャレンジをする訳じゃないし、実際スイスイ漕いで速くスタートダッシュ出来るようになるのだ。



photo:DYNO BLAZE リアスプロケット交換  DYNO BLAZEのリアホイールを外す。箱に入っているのがSHIMANO製のBMX用(ごく普通の大人用)18Tスプロケットである。大きめの店やBMXに力を入れている店で手に入る。その右横にあるのがスプロケットを外す特殊工具だ。

photo:DYNO BLAZE リアスプロケット交換  特殊工具をセットし、300mm位のモンキースパナを使ってスプロケットを外す。子供が自分でやりたがったのでいったんやらせてみた。当然ビクともしないので、途中で交代。タイヤを押さえてもらい、思いっきりモンキーを押し下げる。場合によっては足で踏み下ろすこともある。

 共同作業が大事なのである。大人から見て全く役にたたなくても、出来そうなところは一緒にやる(すぐにオトーサンだけになっちゃうけど)。

photo:ついでにグリスアップ  せっかく車輪を外したのでハブの回転部分をチェックしてみたところ、ゴリゴリしていてなめらかさがない。そこで、外しついでにベアリングのグリスアップも行った。

 組み上げて早速試乗してもらうと・・・うん、前よりもスタートは楽そうだ。当分は長いストレートを全力で競い合うなんてことも無いだろうから、このギヤ比の方がいいだろう。

 一番大事なのは、単にギア比云々ではなく、一緒に力を合わせてオニーチャン用の自転車を本人用にセットし直した、ということだ。本人は「オラの自転車18じゃ〜」と満足している。


(2000.11.07.)


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