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2007年03月15日

福岡

 テレビと電気をつけたまま寝たり起きたりを繰り返して朝になる。7時前にホテルを出発。7時開店の天満橋のスタバでコーヒーを買ってから電車に乗る。複々線で他の電車を抜きながら走るのは初めての経験かもしれない。なかなか凄い光景だった。門真市駅でモノレールに乗り換え、太陽の塔を拝みながら大阪空港へ。若干遠回りだが乗り換えの少なさと太陽の塔が見えるのでこのルートを選択した。

 今日は話題のボンバルディアQ400に乗って福岡に向かうのだ。予約を入れたのは胴体着陸の前日で、時間がちょうどよかったのと、まだ乗ったことがないから乗ってみたいなと思い選んだ。トラブルが多いことは知っていたが、メーカーの技術者を常駐させて問題解決に取り組んでいるという話しだったし、最近は話しを聞かない様な気がしていたので特に気にしていなかった。昨日はこの便は緊急点検で欠航になっていたようだ。一日違いで良かったと思う。

 飛行機は便利なものだが一つ間違うととても危険なものだ。本来は電車もクルマも同じようなものなのだろうが、電車もクルマももうすっかり慣れっこになっているからみんなそれほど深刻には考えない。でも、踏み切りに探知機をつけたり、踏切を全廃したりといろいろ対策をしても、地上を長距離走る場合はトラブルは防ぎきれないんじゃないかな。橋の上で交通事故が起きて、落下した自動車に高速列車が200km/hで・・・なんて可能性は高くはないだろうがゼロでもない。だったら広い空をレーダー付きの飛行機で管制された中を飛び、離着陸は厳重に警備された空港でっていう方が安全に思えるのはワシだけだろうか。

 そんなことを考えながら搭乗時間を待つ。出発ロビーはバスで行く9A。数字の後ろにAとかBとか付いていると座席番号と似ていて混乱してしまう。しばらく逆方向に歩いてしまった。9A~9Cじゃなくて21、22、23とかにした方が分かりやすいんじゃないかなあ。

 少しだけ時間があったので朝食をいまのうちにと思い、カレーライスを速攻で食べる。今日から明日にかけて相当量の食事を採ることが予想され、あまり重たいモノは食べたくないのであるが、 空腹が激しすぎるともっと大変なことになると思い食べておいた。カレーにしたのは時間が無かったのですぐに出てきて欲しかったからだ。

 食べ終わって再び階段を下り9Aに行くとバスへの乗車が始まっていた。あわてて乗ってドア付近に立つ。バスは久しぶりだ。たまに羽田空港に到着したときにバスになることがあるが、出発でバスなのは5年半ぶり位か。少年時代の夏休みを思い出しながら飛行機に近づいていく。そういえば昔、727に後ろから乗ったこともあったなあ。当時はハズレのように感じたものだが、今となっては貴重な体験だ。

 ボンバルディアDHC8-Q400の真横にバスが停まった。タラップが一つしかなく、足下がやや不安定なので列のすすみが遅い。皆待っている間は前輪を不安そうに見ている。機長は笑顔が素敵な貫禄のある外人さんで、外にいる整備スタッフの女性とニコニコとなにか話している。すると整備スタッフもにっこり笑ってインカムを取り外し、前輪を中心に各所を再点検していた。乗客が搭乗を始める時点で必要な点検や整備は終了しているだろうから、これはきっと機長の指示による演出なんじゃないかなと思った。

 地上走行中は静かだったエンジン音が離陸前には力強くなり、一瞬緊張したがどこか懐かしさも感じた。32Rから離陸。ジェット機とは違う「ふわふわ感」を感じる。これがなんとも懐かしくて気持ちいい。エンジンの真横の席だが高翼なので下はよく見えるかな・・・と思っていたら神戸空港の上あたりで雲の中に入ってしまい、以後福岡の海の中道までずっと雲の中だった。福岡は雨。RWY16に着陸。

 久しぶりのプロペラ機は個人的には楽しかったが、無事目的地に着くかどうかハラハラしながら旅行・出張の計画を立てたり、家族や周囲に心配をかけてしまうのは良くないですな(うちの家族はまったく心配していなかったけど)。この飛行機が主に使われている路線は伊丹=高知線で、全便がこの飛行機で運行されている。今回乗った伊丹=福岡線のように、この飛行機とジェット機とを組み合わせた運行になれば、高知の人々も少しは安心できるのではないかと思うが・・・でもそうなるとジェット機で運行される便の利用率だけ高くなってしまうだろうし、その便の席が増える影響で全体の便数は減り、利便性は落ちるだろうな。伊丹のジェット枠の問題もあるから、単純に「あまっている飛行機を回せっ」てわけにもいかないんだろうし。もしDHC-8に見切りをつけたとしても、ほかに同クラスのもっといい飛行機ってあったっけ。フォッカーはもうないらしいし。

 などと考えていたが、こういう考え方はやや業界寄りの、利用者軽視の考え方なのかもしれない。苦戦している新興格安航空会社が神戸=高知にジェット便1日2往復なんてやったら、業界の論理はあっさり崩れてしまいいろいろと状況も変わるかもね(長続きするかどうかは別にして)。

 到着はまだ行ったことがない第一ターミナルだった。空港にもう一軒ラーメン屋があるのを発見して嬉しくなるが、多分食べることはないな。寄り道してみたいところはいくつかあったが、雨だし仕事も心配なので出張先に直行。13時頃まで最初の作業をして、ヨドバシの上の老舗ラーメン店「S」で昼食。こっちでは普通の豚骨ラーメンだけど、東京や横浜ではなかなか食べられない味。福岡に来ているんだなあとしみじみ思う。

 夜は地場の中華料理店の晩酌セットで軽く乾杯。二次会は隣のラーメン店でやはり軽めに。三次会は所長とっておきのタコス屋さん。ここでお開きとなったが時刻はまだ21時過ぎ。同僚M君とキャナルシティまでブラブラ歩いて四次会はコーヒー。帰ろうかと思ったら少し調子が戻ってきたので久しぶりに「O」でおむすび。中洲から天神まで歩き、さらに博多駅前まで歩いてホテルへ。風呂入ってマッサージ受けてと、福岡の夜は長く忙しい。

2006年11月16日

福岡の夜

 11/15-16で福岡出張。14日のお通夜の後で腰の状態がヤバくなったので近所のマッサージに行き治療を受けておいた。更に今回から車輪付きの出張カバンを使用する。混雑したところではやや動きにくいが、ものすごく楽。車輪を発明した人、カバンを発明した人、カバンに車輪をつけることを考えた人に感謝。

 車輪付きのでかいカバンなので機内持ち込みはあきらめ、時間に余裕を持って空港に到着。9時35分発の747-400で福岡へ。福岡に通いだした当初は乗り慣れた東京=松山よりも飛行時間が長いので疲れを感じたものだが、最近は東京=福岡がワシの基準時間になっている。東京=大阪の搭乗回数の方が断然多いのだが、あれは短すぎる例外として頭も身体も分かっているんだろうな。

 仕事の方はほぼ順調。夜は「ぢどり」。鳥はもちろん、ポテトフライにも感動。年末はここで家族忘年会だな。

 更にいつものようにおむすびと元祖。食べ過ぎなので替玉は生玉半分にしておいた。食い過ぎた分少しホテルの周りを散歩。更に風呂に入ったりマッサージを受けたりと、夜はいつまでも続く。

 二日目も順調。いつものようにHで食事をし、ラーメン居酒屋Uのラーメンで締めた・・・つもりだったが物足りなくてすぐ近くのNO(屋台で有名な店が最近店舗をオープンした)でもう一杯。さすがに苦しいのでコーヒーは飲まずに空港に直行(ここまででもう十分蛇行しているんだけど)して最終便の767-300で東京へ。

 ANAの767は機内アナウンスが上手な操縦士さんが多いように感じている(ユニークな機内アナウンスで有名なY機長と一緒に乗務することがあるからかな)。しかし福岡発の最終便ではいつも機内アナウンスは無し。遅い便だから仕方ないけど、ちょっと淋しいな。

2006年06月30日

福岡二日目

 ここんところマッサージは朝受けることが多かったが、昨夜は朝まで我慢できそうになかったので夜のうちに受けておいた。少ない睡眠時間でも身体が楽なのは大きい風呂とマッサージのおかげだと思う。

 作業はほぼ順調。夜はいつもの居酒屋で軽く食事。その後中洲まで歩いておむすび。空港に向かうが時間に余裕があったので博多駅でいったん降りてスタバ。最終のANA990便767-300でRWY16から離陸して羽田16Lに着陸。新型シートで広々としていたが座り心地はやや疑問。1時間までなら・・・って感じだ。

 思い入れの深かった場所が変わってしまったりなくなってしまったりしている。次回は気持ちを切り替えて楽しみたいと思う。

2006年06月29日

福岡出張

 福岡出張。ANA247便は久しぶりの747-400。機内で落語を聞くのが最近の密かな楽しみになっている。福岡への着陸はRWY34だったら楽しいかなと思い左窓側にしてみたが、あっさりとRWY16だった。着陸寸前に海や島を見ていると、幼少時の夏休みに松山に飛んだときのことを思い出す。伊丹への着陸寸前も楽しいけど、やはり海と島が見えると遠くに来たんだなあと思う。

 到着してすぐに天神へ。ちょっとだけ時間に余裕があったので水鏡天満宮横丁のTラーメンに行ってみる。ここんところ福岡行きも慣れが出てきて、いつも同じパターンになってしまっているような気がしていた。出来るだけいろんなラーメンを食べてみようと思ったのだ。食べてみると・・・美味しいんだけど、なんでこんなに薄いの?? 毎日食べても身体に悪くなさそうな味ではあるが、看板には「「おかあさん ここが純粋トンコツスープで本場博多ラーメンがおいしい店ですよ」とあって観光客相手ともとれるような雰囲気。近所にあればたまには食べに行くかもしれないが・・・

 その後仕事先へ。仕事はほぼ順調。夜は前にも連れて行っていただいた焼鳥屋さん。その後大橋で地元同僚イチオシのラーメンS郎。更に太宰府でHラーメン。キャナルシティに戻ってアイスコーヒー。完全に食べ過ぎ。Hラーメンは空腹・シラフの時に行くのがいいかもしれない。飲んだ後の締めには向かないような気がした。

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