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全身麻酔

 昨日煮豚を作っているとき、涼を求めてベランダに出たら夕焼けがきれいだった。第三子を呼び、「夕焼けがきれいだよ」と教えてやる。ベランダに出てきた第三子は夕焼けを見つめ、

「たまやー」

と叫んだ。いいぞ、その調子だ。

 そんな第三子は今日一日入院して検査を受けた。毎年恒例の検査だし検査自体は30分ほどで終わるものらしいのだが、幼児が30分じっとしているのは無理なので全身麻酔が必須となってしまう。麻酔が覚めるまでは帰れないのでいろいろと大変なのである。

 午前中休みを取って(正確には取りそびれていて事後申請だったけど)病院に行き、点滴をやるところまで付き添った。今年から新しくなったこども医療センターの病室には各ベッドにシャープの液晶テレビがアーム付きでセットされ、なんとDVDプレーヤーも1台ずつセットされている。今は最先端の環境なのだろうが、あっという間にこれが標準になるんだろうな。

 夜はやや早めに職場を出て病院近くの駅まで出迎える。麻酔が抜けきらないようでフラフラと歩いていて危なっかしい。というか、手をしっかり握っていないと3歩以内にかならず大転倒、頭打ったら即脳挫傷間違いなしという危険なふらつき方である。最初は「ごくろーさん、偉かったねー」と褒めていたが、次第に「ほらしっかりしろー!」「言うこと聞けー!!」と怒鳴り声になってくる。

 怒鳴ると「ごめんごめん」と謝るのだが、でもまたすぐにフラフラし、しかも手をほどこうとし、そして「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言う第三子。「だいじょうぶ」と言い張るその姿は酔っ払いそっくりで、こういうのは人間の本能なのだろうかと不思議に思った。そして、いろいろ大変なので次回はちゃんと一日休暇を取ろうと思った。

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