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マフラー

 オートバイの騒音規制が厳しくなるかもしれないとのこと。最近は250ccのスクーターに音の大きなマフラーを付けている奴が多いけど、それの影響なのかな。

 この20年ちょっとの間に十数台のバイクやクルマに乗ってきたが、全部ノーマルマフラーで乗ってきている。うるさい音が嫌いというのもあるし、替える必要を感じないというのもある。ノーマルじゃないと出場できないレースで走ることを目標にしていたというのもあるな。ノーマルでやや元気な音がするバイク(正規に登録された市販車だが)に乗っていたということもある。なので、「バイク=うるさい=規制強化」と短絡的に言われるのには抵抗を感じるし、「またか」とも思う。まあ、今に始まったことじゃないしな。

 ノーマルがベストと思っている訳ではない。軽さとかメンテナンス性とか、交換時のコストなんかもあるから、純正品ではないアフターマーケットのマフラー(ただし、静かな物)は必要だな。音量とは別に音質とかもあるしな。ノーマルしか駄目というなら、メーカーには最後の1台が廃車になるまで新品を供給する義務が生じるんじゃないかな。そんなの無理だよな。

 昔、週末に江ノ島あたりで爆音を上げて騒ぐ若者たちが問題になったことがある。シャコタンにしたクルマに電車のつり革をつけていた頃だな(関係ないけど、つり革をスクーターに付けるのも流行っていたな)。ある時規制が強化され、改造マフラーが付けられなくなった。すると彼らは、爆音を録音したカセットテープレコーダーをクルマに持ち込み、窓を開けて外に向けて“爆音”を轟かせていた。

 法律や規則を厳しくしたりしても、限界があるんじゃないかな。彼らは格好いいと思っているから爆音をあげたがる。市販品がなくなったらマフラーを自作してでも爆音を出すだろう。

 トレンディドラマの主人公にビッグスクーターに乗ってもらい、「オメェまだそんな馬鹿みてえなマフラーつけてんの? もうそんなの流行んねえよ」とでも言ってもらって、『下品な音を出すマフラーは格好悪い』というイメージを世の中に定着させればいいんじゃないかな。ごく一部のマニアしか乗らなかったヤマハのTWがドラマのおかげで人気車になったそうだから、この作戦はイケると思うんだけどな。

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