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冷凍讃岐うどん

 冷凍讃岐うどんの美味しい食べ方。

 まずは四国にうどん旅行に行く。本場香川県に行くのが一番いいのだろうが、本場はディープ過ぎるので子連れには厳しい場面が多い。特にセルフうどんは子連れ旅では大変だ。夫婦で交代して別々に食べるという方法もあるが、旅行中にそんなことしても楽しくないからな。製麺所などのディープなところでなくても、普通のうどん店でも十分美味しいところはたくさんあるから、そこで食べるといいだろう。我が家の場合は旅行の目的地や日程の都合もあるが、隣の愛媛県の松山で食べることが多い。メニューはいろいろあるが、醤油うどんかぶっかけがいい。汁に浸かったうどんはいつでもどこでも食べられるから、わざわざ四国で食べる必要はない。

 美味しいと思ったら帰りにおみやげを買って帰ろう。有名なおばあちゃんのお店とタイアップしたものとか、丈夫なボール箱に入って手提げが付いているうどんなどいろいろ売っている。やはり醤油うどんかぶっかけを選ぼう。時間があればスーパーマーケットにも寄って、醤油売り場で出汁醤油を買おう。SAとか空港でも出汁醤油は売っているけど、非常に高い。ここは地元の人になりきったつもりで醤油を買って帰ろう。小豆島の醤油などが見つかるとあとで楽しい。

 家に帰って数日経ったら、四国で食べた美味しいうどんを思い出しながら土産のうどんを食べよう。店で食べたのと同じぐらいに美味しいはずだ。お土産用のそんなに高くないうどんがなんでこんなに美味しいのだろうと悩むはずだ(うちだけか?)。

 ここまで順調に来れば、もうすっかり汁に浸かっていないうどんの美味しさに目覚めているはずだ。

 最終段階だ。「今日の晩ご飯何にしようか」と日曜の午後に悩んだら、カトキチの冷凍讃岐うどんを買ってこよう。日曜日は冷凍食品が安い。うまくいけば5割引だ。似たようなパッケージで稲庭うどんもあるが間違えずに讃岐うどんを買わなくてはならない(稲庭は稲庭で美味しいが)。これをたっぷりのお湯でゆでよう。うどんの包装を見て「あら、カトキチって香川県なのね」などとつぶやくとより美味しくなる。ゆであがったら、出来れば水で締めて(温かいうどんがいいならそれから再度ゆでて)、買ってきた出汁醤油をかけて食べよう。出汁醤油をかけた後は醤油の産地を見て、そこの風景を想像してみよう。某讃岐うどんチェーン店のような不自然なコシではなく、ごく自然に力強いうどん(関東で食べるにしては)が食べられる。小ネギは必須。あとはお好みで天ぷらなり大根おろしなり、うどんと一緒に食べるといいだろう。

 やる気のないうどん屋さん(讃岐うどんブームで急に讃岐うどん風に変わった店?)はカトキチの冷凍うどんを使っているという噂だ。本当かな。

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