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豆腐

 なんとかジョニーという豆腐を見かけて、「これ美味しいらしいよ」と女房から教わったのは半年ぐらい前だったかな。食べてみると確かに普通の安い豆腐より美味しくて、これはいいなあと思ったのだった。似たようなやつで「やっこ野郎」なんてのもあって、「生ビールとお前がいればそれでいい!」なんて書いてあるので「うんうん」などと意味もなく店の中でうなずいたりしていた。

 で、ふと気になって調べてみると、

「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」 → 「波乗りジョニー」

と単に変化したわけではなく、

親子 → ソロ活動 → 別会社 → 親会社の体制変更 → 親も今は退社 → 一切無関係

てな感じでいろいろあったようですな。

 そんな事を知ったとたんに、「波乗りジョニー」のパッケージが変わった。サーフボード型は変わらないけど、映画とタイアップしたとかでペンギンの絵がついて、「波乗りジョニー」の文字は小さくなってしまった。

 以前のパッケージは意表を突く形の容器に青く大きく田舎っぽい感じで文字が書かれ、フタはざらついていて手作り感があり、でも書かれた内容は新鮮というか少々ぶっ飛んでいた。「サーフィンが大好きな人たちが集まって自由に美味しい豆腐を作っているのかなあ」などと想像してしまい、きっと美味しいんだろうなと食べたくなる気分だったけど・・・新しいパッケージはプラスチック感丸出しで、しかもペンギン。ペンギン見て「豆腐食べたいな」とか「この豆腐美味しそう」って思う人はいるのかな。

 ざっと読んだだけでは経緯が複雑そうなのでどっちが正しいとは判断がつかなかったが、ペンギンのパッケージを見て終了感が漂った。今後は男前豆腐店の「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を探して食べてみようと思う。

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