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夏の終わり

 淡路海峡大橋を渡り、阪神高速から名神高速へと進む。四国から横浜まで一気に高速を乗り続ける時には割引狙いで中国道方面を選択するのであるが、今回は淡路島で一度下りているから、そこまで気にしなくて良い。中国道方面は相変わらず渋滞が激しいのでこのコースとなった。名神高速にするか名阪国道ルートにするかも迷ったが、行きに通った道を戻るだけではつまらないような気がしたので名神高速にしてみる。途中で関が原あたりの渋滞情報が出たので失敗を感じ、近畿道から名阪国道に向かうことも考えたが、どこかで仮眠しているうちに解消することを期待しながら(眠くなってきて思考力が落ちてきていたせいもあるだろう)そのまま名神高速を走る。

 いつもこの辺を走るときは眠気との戦いとなる。距離がやや短い(らしい)京滋バイパスを通ってみたいと思うのだが、休憩施設がないので不安を感じいつも名神のままとなってしまい、そして桂川SAにたどり着いて仮眠・・・というのがいつものパターンである。今回は少しは大丈夫そうなので初めて京滋バイパス上り線を走ったが、やはり途中で睡魔に襲われ、草津PAにたどり着いて仮眠。二時間ほど寝てしまった。

 「強行軍ですね」と言われることも多いが、バイクやクルマで帰郷を始めた頃はちょうどパリ=ダカールラリーにあこがれていた頃だった。あの頃のラリーレイドのイメージが今でも心のどこかに潜んでいて、年に二回ほど血が騒ぐのだろう。何十回も走っているうちに、渋滞の影響を出来るだけ受けず、疲れず、そこそこに楽しい旅のパターンが出来てきた。

 出発してすぐに多賀SAに入り給油。思ったよりも時間がかかり、給油が終了したら50分が過ぎていた。とんだタイムロスであるが、子供たちはその分揺れのない車内で眠れたし、女房はSAの売店でゆっくり出来たようで、まあ良かったことにしておこう。この夏は街中よりも高速道路のガソリンスタンドの方が値段が安く、どこのSAでも大混雑している。ワシも喜んでSAで給油したのだが、街中に比べてやや安めというだけで例年よりも高いことにはかわりはなく、逆に普段心がけている高速道路代を倹約する気持ちが薄まってしまっているような気がしないでもない。

 予定通り(?)渋滞もなく、夏は早く明るくなるので4時ごろには睡魔との闘いも終わり、割と楽に走行できた。浜名湖と富士川と足柄で軽く休憩。海老名では軽く給油。地元のマクドナルドで朝食セットを買って8時20分に無事到着。夏が終わった。これからは夏の名残を探して遊ぶ日々となる。

 11時過ぎまでのんびりと休み、職場に行って停電の影響を調べる。コンピューターの異常は大したことはなかったが、エアコンが止まってしまっていたため部屋中が熱くなっていた。停電がもう少し早いタイミングで起きていたらディスクが危なかったかもしれない。長期休暇の時はエアコンだけでなく扇風機も当てたほうがいいのかもしれない。

 昔だったら夏休みに出社なんて絶対に嫌だったけど、今回は誰に言われたわけでもないのですんなりと自分で決めて、さっさと行ってさっさと済ませてさっさと帰ってこれた。会社の悪口や上司の悪口ばかり言っていた頃よりは少しだけ成長できたのかな(笑)。

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