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古本屋

 先日、好きだった作家が亡くなった記事を読んで、急に古本屋のことを思い出した。なぜそこから古本屋の話しになるかというと色々あるのだが、それは書いても面白くないので書かないでおく。

 その作家の本が大好きでだいたい全部持っている・・・が、新刊書店で買ったのは文庫本3冊だけで、あとのハードカバーは古本屋で買った物だ(しかも、ハードカバー500円セールの時)。ファンのつもりでいたけれど、文庫本3冊分(の印税分)しか作家の方にはお金が渡っていないわけだな。そういえばドラゴンボールにハマって単行本とか完全版を買い揃えた時期もあったけど、あれも単行本の最初の2冊と完全版の最後の2冊だけは新刊書店で購入し、後は古本屋で買ったのだった。

 本やマンガを買って作家に一円もお金が入らない。古本屋で買ったらそれは当たり前なんだけど、最近の大型古本屋でもその調子だとあちこちに歪みが出そうだな。本の売れ行きが落ちると作家が廃業してしまうかもしれないし、雑誌は廃刊になってしまうかもしれない。気になるんだったら全部新刊書店で買えと言うことなんだが、現実それも厳しい。独身時代は雑誌・書籍代に月数千円からそれ以上掛けていたのだが、今はとてもそんなことは出来ないし。

 気になってネットで検索していたら、大型古書店でも問題と感じていたようで、新人作家育成の基金のような物を作る準備があるという記述もあった(けど、実現していない?)。Web投げ銭みたいな感じで、面白いと思ったら作家に100円送ることが出来るような仕組みでもあればいいのにな。でも今度は作家だけでいいのかなという話しにもなってくるな。

 関係ないけど、ドラゴンボールは単行本と完全版ではラストシーンのニュアンスが微妙に異なっている。些細な変更ではあるけれど、ワシ個人としては物語全体のテーマに関わる大きな変更であると感じている。古くからのファンで、単行本をとっくに持っているから完全版は興味がなかった(ただの大型カラー版だと思っていた)方、最終巻だけでいいのでチェックすることをお勧めする。

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