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メモリ増設

 同僚(元ネットアイドル)が結婚を機にPCを買うとのことで、某社のノートPCを紹介した。高いイメージがするブランドだが、Officeパーソナル付で10万円ちょっとだった。安くなったものだ。

 あまりに安いせいか一時的に品切れになったようで、増設メモリだけ先に出荷されてしまい本体は一週間ほど遅れることになった。いったん自分のところに入れさせてセットアップしてから納入したかったが、今回は経費と時間を節約するためメーカー直送にした。年賀状の都合もあるからな。

 納期がずれる旨は発注の後に連絡をもらった。一抹の不安を覚えたが特に文句は言わなかった。ダイレクト販売の特価品はよく品切れになる。発注したのに数時間後に品切れで断られたこともある。しかし今回はメモリだけ先に出荷すると言う。ということは本体も必ず出荷するという意気込みなのだろう。万一外れても、メモリを“人質”にすれば交渉しやすい。カード決済だったので決済の順序だけ確認し「出荷されたものから決済される」ことを確認して了承した。これがたしか先々週のことだった。

 メモリも本体も順調に納品され一件落着と思っていたが、まだメモリ増設をしていないとのこと。やるなら早いほうがいい、目覚まし時計の裏蓋を開けて電池を入れるようなものだから・・・と勇気づけておいた。やや心配ではあったがまあ大丈夫だろうと思っていた。

 そして今朝、会社に行くかと携帯を取り画面を見るとメールが届いている、「壊れた」と悲鳴のようなメールが。時刻は草木も眠る丑三つ時。ワシも眠っていた。

 昼休みに電話でサポート(拠点間は無料で通話できるようにしてあるのでこういうときは非常に便利だ)してみたが、メモリ増設をする前にパームレストの取り外しがまずうまく行かなかったらしい。現物を前にすれば鼻歌交じりで出来ることなのだが、買ったばかりのPCが壊れてパニクっている女性を電話で遠隔操作しながら作業し、その報告を聞きながらトラブルシューティングするのは非常に難しい。ドライバーを使うときは押す力を7で回す力を3だとか、メモリの抜き差しだけでそうそうは壊れないからなどといろんなことを話しながら進めていく。なんとかパームレストは外れた。ネジ4本の中の1箇所はナット側を壊してしまっているようだ。まあ1本ぐらい大丈夫だろう。

 スロットが2個でメモリも2枚。最初についていたメモリだけにして起動してもらったが

ピー、ピーピーピー、ピーピーピー、ピー

と物凄い警告音が出る。スロットを変えても出る。他に出来そうなこともないのでもう一回抜き、斜めに挿し入れてやや強めに押してから倒してセットしてもらった。さっきまでは「おばあちゃんに指圧するぐらいの強さ」でメモリを押せと説明していたが、「お母さんに指圧するぐらいに強くして」と指示を変えた。

 すると「動いた」との報告が。なるほど、どうやらメモリが奥まできちんと入っていなかったようだ。もう一枚も同じように入れてもらい、無事起動。パームレストもなんとか装着出来、起動してのチェックもOKでようやくミッション終了となった。

 長年PCに関わっていて、ノートだけでもかれこれ数十台セットアップやメンテをやっている。すっかり慣れっこになっていまい「3分で出来る」などと軽く言ってしまったが、そういうワシ自身もそういえば初めての時は緊張したなとか、タワーPCを初めて組み立てるときは一つ作業をするたびに本を2冊読み比べながらやったなとか・・・忘れていたことを思い出した。ワシらが何気なく使うドライバーも、一般の家庭にはなかったり、あってもサイズが合わなかったりするのは当たり前だしな。自分が慣れる・慣れないとは別に、アドバイスとして不適切なものだったかもしれないと反省しているのである。

コメント

1-3-3-1はモロ メモリエラーっすね。挿し直して正解です。以前、嫁さんの実家でパソコンが壊れた時、リモートで直した事を思い出しました。

 デスクトップだと挿しにくいし箱開けるのも勇気がいりますけど、ノートなら大丈夫かなと思ってたんですよね。1-3-3-1は初めてだったか超久しぶりだったか・・・PC初心者には泣きたくなるような音がしますね(笑)。

 初めてDOS/Vマシン(486DX2-66)を通販で購入したとき、動かなくて焦った時のことを思い出しました。久しぶりに初心に戻りました。

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