« オイル交換 | メイン | 普段から遊んでおく »

ETCC2008 Vol.3 Suzuka

 一昨日、大阪で仕事をしているときに「鈴鹿の耐久レースに出るのでセカンドドライバーで是非来て欲しい」と電話があった。

20080330a.jpg

 アルファロメオ147GTA(S)3.2。富士での最高速度は220km/h位になる。鈴鹿で優勝を経験している大食いの駿馬。

 それを載せたエルフのローダー(積載車・・・要はトラックね)が今回のワシの仕事場である。

 3時に待ち合わせ、20分ほど準備して出発。3時半には東名に乗り西へ向かう。富士川SAから長島SAまで運転を担当した。6MTは慣れるまで時間がかかった(発進時に2速に入れたつもりがどうしても4速に・・・)が、慣れると熱く走れる。HSA(坂道発進補助装置)がついていてなかなか面白い。ATは好きじゃないがHSAはいいなと思った。

20080330b.jpg

 朝食を食べたりレース用のガソリンを用意したりしつつ、鈴鹿サーキットには8時半過ぎに到着。過去2回は単に見学だったが、今回は半分スタッフなので色々と考えて動く。オートバイのレースに出たり、ベンツのトランポを長年運転してきた経験がわずかだけど生かすことが出来るようで、なかなか楽しい。到着したときはポルシェの走行会が行われていてカラフルでにぎやかだった。

20080330c.jpg

 11時頃からピットに入り準備。そろそろかなと思っていると本コースに大量のカートが走っている。隣接している遊園地のアトラクションの一つになっているようだ。自分だけだとつまらないけど、子供と一緒だと楽しいかもな。

20080330d.jpg

 8時間耐久オートバイレースが「8耐」と略される前から「聖地」のように思い続けてきた鈴鹿サーキットだが、雑誌やテレビではなく直に目で見てみるとイメージとの違いにびっくりする。特にピットやパドック、ピット裏のクラブルームやプレスセンターなどは「本当にここでF1を10年間やったのだろうか」とびっくりした。大改修された富士の施設を何度か見ているので余計そう感じるのだろう。残念ながら富士は施設は素晴らしいけどそれ以外に色々と問題があるようなので、是非ここは聖地鈴鹿に頑張ってもらって、大改修で素晴らしいサーキットに進化して欲しいと思う。

20080330e.jpg

 『汚れた英雄』のイメージで一枚。

20080330f.jpg

 レースが始まってからは流し撮りの練習。難しいですな。昔、『包丁人味平』の後に『ピンボケ写太』ってマンガがありましたな。

 当初タイヤが温まらず苦戦を強いられていたようだが、次第にタイムも上がっていい感じになってきた。さあこれから・・・というところで電気系トラブル発生。懸命の作業をするが解決しない。ワシも片っ端からヒューズをチェックしたり、工具を持ってメカに渡したりと手伝ったがどうにもならず。残念ながらリタイヤ。

 そしてここからがワシとメカニックさんの耐久レースの始まりだった。

20080330g.jpg

 シューマッハが毎年訪れるという『まと場』ですき焼きをご馳走になる。普段食べる肉とは別次元のもの。女の人にすき焼きを焼いてもらって「はい焼けましたよ」なんて肉を器に入れてもらうなんて、小学生の頃母親にやってもらって以来じゃないかな。
(注 ビール・焼酎は運転をしない人が頼んだもので、運転担当者は1滴も飲んでいない。)

 本降りになった雨の中を横浜をめがけて走る。帰路は鈴鹿から途中までの約半分と、横浜青葉ICから先を担当。二人組みで睡魔との闘い。メインイベントは2時間耐久レースだが、ワシらには22時間耐久レースだった。

コメントを投稿