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「有害情報」

 硫化水素での自殺が多くなっているようだ。ニュースを見ながら心配しつつもどこか他人事のように思い込んでいたような気がする。練炭の次は硫化水素か・・・身近ではたぶん起きないだろう・・・ネットでの情報を制限したところで自殺する方法は他にもあるし防ぎきれないんじゃないかな、などと。硫化水素のことを心配するより、身近な人間の自殺について心配した方がいいかな、と思っていた。

 ところが今日のニュースを見ると、硫化水素で母親を殺そうとしたなんてニュースが出ているではないか。自殺だけでなく他殺の道具にもなる・・・言われてみればあたりまえのことだが、そこまで考えが及ばなかった。ちょっと前に流行した練炭では、それで殺される可能性は低かった(と思う)。その延長で同じように勝手に思い込んでしまったのかもしれない。殺されそうになるほどの恨みを買っているつもりは(あまり)ないが、どれぐらい効くのかやってみたいなんて奴も出て来ちゃいそうで怖いな。

 で、何を混ぜると出来てしまうのか、どんな匂いか、どのように対処すればいいのかをざっとだけど調べておいた。怖い物見たさではなく「怪しい人物が右手に○○、左手に××を持ってフラフラしている時に危険を感じられるかどうか」「友人の部屋に○○と××が□リットルあったら変だと気付くかどうか」ということである。

 「有害情報」としてネットからは削除されていく方向らしく、それはそれで理解できることではあるけれども、情報が遮断されてしまうとそういうことも気付けなくなってしまう。一度情報が広まってしまった以上、隠すだけでは足りない。より素晴らしい、新しい情報で対応することも必要なのではないかな。今必要なのは、硫化水素の危険性のPR・硫化水素中毒になったときの正しい対応方法・自殺したくなる人を一人でも少なくする・・・じゃないかな。「部屋に貼り紙があった」だの「周囲の人○人が避難した」なんて後追い情報は一度見ればもういい。もっと別な情報でカバー出来そうな気がするのだ。

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