以前レクサスエース(ハイエースにレクサスのエンブレムをつけたもの)の話しを書いたが、その後3台ほど見かけた。3台ともトランポが集まる海岸とかモトクロス場ではなく道路上での目撃だ。そういう場所に行ったらもっとたくさんいることだろう。3台ともシルバーだったな。ホイールなどをドレスアップしていたせいもあるんだろうけど、みな格好良く見えた(自分が乗りたいかどうかは別にして)。一緒にいた同僚(男性・クルマにはあまり興味なし)も「あれ何ですか」って聞いてきた位に存在感があった。
デリボーイやクイックデリバリーにベンツのエンブレムをつけるのはいまいちアレだったが、トヨタ車にレクサスのエンブレムをつけるのはトヨタ自身がやっていることだからなあ・・・レクサスが一般化してくると今度は逆にトヨタエンブレムをつけて意表をつくなんて技も出てくるかもしれないな。
レクサスエンブレムをつけたハイエースが格好良く見える(単純な格好良さとはちょっと違う気もするけれど・・・)ってことは、レクサスのイメージ作りは成功して徐々に浸透してきているということなのだろう(最初の目論見とはだいぶずれてきているようだが)。日本ではSUVはレクサス印では出さない予定だったらしいが、最近は方針を変更してランクルとかハリアーを売り出すことにしたらしい。できればアルファードもやりたいんじゃないかな。でも全部やっちゃうとそれこそ最近のベンツみたいになってしまいそうだ。
夕張EDの結果や経過をあちこちのサイトで見たり、現地にいた人から直接話を聞いたりした。天候のせいだけじゃなくタイムがきつかったこともあってかなり混乱したようだ。
私がISDEを知ったのが1980年代の中ごろだった。その後間もなくしてISDEを範にしたレースを日本でも開催したと知り、いつか出たいなと思った。それが第一回のITDE(後のHTDE)だった。1989年に初めて出場し、その興奮からKTMに乗りたいとますます思い始め、当時の輸入元が開いていたショップをちょくちょく訪れるようになった。1989年型の中古車を買ったのは1990年の春だったと思う。その頃から「オンタイム」という言葉はそのショップの中ではたまに聞いていた。ヨーイドンで朝から晩まで8時間のサバイバルレース、過酷過ぎるコースと完走率の低さを競い合うような設定についてたびたび語られていた。当時ISDEを走った日本人は一人だけで、そのショップはその人が経営していた。その人自身からは「ISDEはもっと複雑なルールだけど、日本じゃ無理」というような話しを聞いた覚えしかないが、マネージャー(店長)のNさんやセールスメカニックのYさん(二人ともISDEのサポートや撮影の経験があり、またYさんはITDEやHTDEでの入賞経験を多数持つライダーだった)からは何度かオンタイムの話しを聞いた。ただ、「そうなると競技性をどう高めていくかが問題だ」という話しだった。
1990年だったか1991年だったかのHTDEを走っていたとき、森を抜け出て見晴らしのいい風景に出てきたら係員から停止を求められ「稲に泥かけないように走って」と言われた。そこから先はしばらく田んぼの横を通るルートだった。で、「はい」と返事しそれなりに徐行していたら後続のライダーにぶち抜かれたことがある。もしこれがオンタイム制のレースだったらここの区間はテストではなく移動区間となるだろうな・・・タイムは余裕たっぷりにして30km/h制限でもかければいいのかな、と後で思った。公道上を走ったり横切ったりするときも同じだろう。スピードガンで全車の速度を測り、10km/h以上オーバーは失格にするなんてルールも、バイクに理解の無い人を巻き込んでイベントを成立させるには必要なのかもしれない(個人的には嫌だけど)。
朝から晩まで全部がクロスカントリーテストのような当時の状況ではいろんな場面で不公平になったり危険だったりする。私は残念ながらオンタイム制のレースは走ったことがないが、自分なりの経験からこの程度の想像はしていた。オンタイム制の本質からは少々離れるのかもしれないけれど。
HTDEがオンタイム制に移行したのは1993年からだったと思う。前年までのサバイバルレース形式が懐かしくて減点覚悟(無視)で全部を全開で走った人もいたという。パソコン通信でも「去年までは最高だった」なんて意見を見たりしたな。今回も混乱はしたようだが、あれからもう14年も経っている。運営側にもライダー側にも周囲にも詳しい人がたくさんいて、バランスが取れた上での混乱なんだろうな。だからきっと来年はより良い方向でレースが開催されるだろう。
オフロード界で今注目を集めている萌え系ブログを読んでいたら、ビッグスクーターブームがもう終わりそうなんだそうだ。AT免許も新設されるぐらいの大きな動きだったので消えて無くなってしまうことはないとは思うが、「へーそうかー終わるのかー」とビックリしてしまった。
スクーターはあまり好きな乗り物ではないが、昔から気になってはいた。再びバイク通勤をせざるを得なくなったらスクーターが良いかなあ・・・などと妄想することもあった。
でも、最近は違う気持ちになっていた。今年に入って、大阪の同僚が新しいマジェスティを買う時に嬉しそうにカタログを見せてくれたことがある。価格見てびっくりしたもんな・・・。普通の人には手が届かない、凄い所に行ってしまったような感じがした。自宅と勤務先との両方に安全で十分な広さの駐輪スペースがあって、バイク通勤が許可または黙認されていて、通勤費は電車の定期代で支給されて、バイク代と維持費の合計が定期代よりも安い人のための特別な乗り物・・・という風に見えてしまったのだった。普通はそこまで条件が揃っている人は少ないだろうし、そこまで揃っている人だったら軽自動車に乗ることも出来てしまうだろう。
次はなにか“来る”んだろうな。個人的には「モトコンポ70」とか「カブ150」みたいなものが欲しいが、でも出たとしても買えるかどうかは別だしな・・・流行っちゃったら欲しくなくなっちゃうというアレもあるし(笑)。
4輪のレース初見学。よく考えてみたら2輪のレースも自分が出るやつしか行ったことがないので、レース初見学になるのか・・・
風邪気味で調子が悪かったのでいったん中止にしたのだが、今朝起きてみたら少し楽になっていたので行ってみようと思い11時頃出発。東名で大井松田まで行き、R246を走って富士スピードウェイを目指す。昔はFISCOって言っていたけど今はFSWって言うらしい。富士山に通っていた頃に通った裏道の近くにある。R246もあのころは良く通ったな。あのころは軽トラックにKMXや89KTMを載せ、10月の北海道やその先に続いているであろう海外のレースを夢見ながら走っていた。
ピットの中にお邪魔して写真を撮っていたのだが、私が良く知っている2輪のオフロードレースとは何から何まで様子が違う。場所が富士スピードウェイの本コースということもあるのだろうけど、ピット設備は国際格式クラス(F1もやるぐらいの)だし、出てくる車はヤレた感じがほとんどない。ウェアやヘルメットもみな高級品だったり思い入れのある一品を持ち込んでいる様子。オフロードレースだと、「安売りでなんとか揃えました」とか「友だちから中古を貰いました」なんて感じでようやく一式揃えている感じが当たり前なのでビックリした。
明日から出張だし、雨も強くなってきたのでメインレースを見ないで帰ってきてしまったが、かかった費用は入場料1000円と交通費だけだったのでまあいい勉強になったな。また機会があれば見に行きたい。
夜に電話があり自動車修理工場へと向かう。ベンちゃんのクーラー修理が終わったとのこと。車の性能で大事なのは「走る」「曲がる」「止まる」だが、その次に大事なのは「冷やす」と言っても過言ではないだろう。 ワシが初めて車を買った頃はまだ消費税じゃなくて物品税だった頃で、納車時はクーラー無しにしてあとで純正クーラーをつけることが節税テクニックだったりした。あの頃は家にクーラーはせいぜい一台あるかないかで、皆涼しい部屋に集まっていたよな。今じゃ各部屋にクーラーだもんなあ。
「走る」「曲がる」「止まる」「冷やす」・・・人によっては「冷やす」が一番かもしれないな。「走る」「曲がる」「止まる」はある意味永遠のテーマだしな。その辺を妙に割り切って作られていて、一見高級車っぽいけど一線を越えると大変なことになる車も多いらしいしな。
代車のゴルフ3生活はとても楽。街中は普通の乗用車向けに作られているんだなあということがよく分かる。うちの2号車は2000ccワゴンなのだが代車は1800ccハッチバック。中身はほぼ一緒。ワゴンよりもさらに取り回しがしやすく、ライン取りに余裕がある感じがする。別にサーキット攻めてる訳じゃないんだけど。絶対的な速度やパワーは2000ccの方が上なんだろうが、気持ちよくガバッと開けて(車だから踏み込んでって言うのか・・・)走る楽しさは1800ccの方が多いような気もするな。ポンピングロスが少なくなる分、燃費もいいかもな。
そんな代車でスポーツジムに行く。普段は駐車場で苦労するが今日はまったく心配なし。これが普通の生活なのか・・・でもベンちゃんが帰ってきたらそれはそれでホッとするんだろうな。
ファンカーゴにレクサスエンブレムをつけたクルマを見かけた。なかなかカワイイ。トヨタのマークと外側の円のサイズは同じなのだろうか。レクサスそのものがエンブレム付け替えプラスアルファみたいなもんだから、互換性バッチリなのかもしれないな。
レクサスはワンボックスは国内では販売するつもりはないらしいが、ハイエースバンのS-GL(最上級車種)だけ「レクサスエース」なんて名前で発売したらモトクロスやサーファーのトランポとして大人気になるんじゃないかな。S-GLだけってのがミソだ。
キャンピングカーでもカムロードのガソリン車だけはレクサスにしても面白いかもな。これもガソリン車だけってのがミソ。メルセデスのキャンピングカーベースがリコール級の不具合をかかえてしまい対応が遅れているから、今がチャンスだ、レクサス。
ダイムラーとクライスラーが別れるようですな。ここ十数年ほど自動車業界は「合併しないと生き残れない」という風潮だったが、意気込みばかりで具体的な効果がイメージできないことの方が多かったように感じる。この辺は以前にも書いたことがある。
合併して出てくる新しいクルマにはガッカリすることが多いんだよな。以前のイメージを保ったままで品質管理とか信頼性とか燃費が向上してくれる分には嬉しいんだけど、たいていはガッカリする方に行ってしまう。今回だってクライスラーのクルマにベンツマーク貼って売ったり、ベンツのクルマにクライスラーのワッペンつけて売る姿を想像できた人は少ないだろう。Vクラスがボイジャーベースになるなんて噂も以前あったけど、それ聞いて喜んだ人はいたのだろうか。Vクラスに求められていたのはメルセデスの上位車種のエンジン搭載だったんじゃないかな(VWエンジンのV280でさえ評判はイマイチだったしな)。クライスラーファンならクライスラーから買いたいだろうし。
売却したり提携を解消したりなんてニュースはこれまでもずいぶんたくさん流れた。「うちは大型車中心で、小型車中心の会社と合併してもメリットを出せなかった」なんて話しも聞いたことがあるが、そんなのは合併する前に十分予測できることではないかと思うが・・・合併した先のことを考えるよりも、合併することで利益を得ようとする影の集団がいて、そいつらにそそのかされてしまったのかもしれない。
VWビートルは数十年間も生産され続けた偉大なクルマだった。アメリカにも多数輸出された。無駄に大きなアメ車が多い中、頑丈でコンパクトで使いやすくて人気だったようだ。当時のアメ車に比べれば燃費も良かっただろうしね。
ビートルの他にもVW車はいろいろあったのだが、ビートルがあまりに偉大過ぎてその影でひっそりと・・・という感じだった。VWのクルマの名前いくつ挙げられるかな。ビートル・ニュービートル・ゴルフ・バス・・・普通の人はせいぜいこの辺までで、1600TLとかジェッタとかコラードなんてVW好きの人しか知らないだろう。VWはビートルとゴルフの呪縛のせいか、セダンの人気がイマイチらしい。日本だけなのかな。
「Think Small」などの有名な広告キャンペーンの頃は、VWビートルに乗ることが素敵であり賢いことであるとイメージされる時代だったのだろう。「巨大なクルマは必要ですか」「これがちょうどいい大きさではありませんか」「ゆっくり優しく走りませんか」そんなイメージで、当時の巨大で豪華なアメ車よりもビートルに乗りたがる人が多かったんじゃないかな。
おそらくその頃にもVWビートルをベースにいろいろ改良して居住性を良くしたり荷物をもっと積めるようにしたVW車はあったはずだが、でもその後十数年ビートルが売れ続けた。VW社のクルマが素晴らしいかどうかではなく、VWビートルに乗りたい人が多かったのだ。独創的な機能・性能と個性的なスタイルが強烈なイメージとなって市場に存在してしまったんじゃないかな。
そして現在、プリウスがビートルと同じような立場にいるように見える。手塚治虫の笑顔と共に登場したプリウスは一見普通のクルマ風だけどちゃんとプリウスだと分かるデザインで、でも他社のエコカーのようなわざとらしい未来風デザインではない。二代目はさらにズシッと存在感が増し、燃料の高騰も追い風になって大人気である。議員さん知事さんもエコなイメージを出せるからプリウスに乗るし、ハリウッドスターでも乗っている人がいるらしい。
ハイブリッド機能を搭載したクルマは他にもあるんだけど、プリウスのイメージが強烈だからみんなプリウスに乗る。わざわざ数十万追加してハイブリッドカーを買っても、見た目が普通のクルマだったらイマイチ面白くないからね。「あの人セルシオやクラウンじゃなくてプリウス乗ってるんだね。カッコイイ」と思われると嬉しいもんな。プリウス以外のハイブリッドカーってあまり売れていないらしいけど、理由はこんな感じじゃないかな。
レクサスもハイブリッドを出し始めたけど、プリウスがあまりに偉大なので「プリウスじゃどうしても我慢できない」人にしか売れないんじゃないかなと思った。VWでいうカルマンギアのように、偉大なクルマをベースにスペシャルバージョンを作るなんて手もあるんじゃないかな。でも「トヨタ・プリウス」っていう名前を外すとインパクト薄くなりそうだな・・・
まあ、ライバルのMercedesやBMWにはハイブリッド車はないから、アドバンテージにはなってるな。でも1千万円近いクルマを買う人が燃料費を節約したくてハイブリッドを選ぶだろうか。どうせハイブリッドにするならプリウスにするのではないかな。あ、その辺のクルマを買う人だったら両方買っちゃいそうだな。両方買っちゃう人ってMercedesのSクラスとトヨタ・プリウス買っちゃうんじゃないかな。