2006年5月24日

SQL

 ここ最近、i5でSQLを使うことを覚えた。もう、便利で便利で仕方がない。

 「このフィールドに1足したい」とか、「○○が××のレコードを抽出して△△フィールドをクリアしたい」なんてのが数分間で出来ちゃう(そういう要望がなぜ生じてしまうかはちょっと置いといて・・・)。しかも対話式で。業者さんが使っているのを見てまねして始めたのだが、別の業者さんに教えたら最初は「プログラムで出来る」と言っていたのが、数日後には使うようになっていた。

 2005年4月の“悪夢の一週間”の時、とある重要なマスターのフィールドで、設計では「1か2」だったのに連絡が悪くてデータには「0か1」が入っていたため誤作動が続出、今晩中に直さなくてはならないという状況があった。そのときすでに夜の10時半。担当者は「たぶん徹夜です」と苦笑いしていた。当時私は担当から外れていたので実作業にはタッチしていなかったが、「そんなのデータ転送でエクセルにダウンロードして、そのフィールドに1足して、それを添付してメール送って『明日朝までに入れ替えて』って言えばいいじゃん。10分で終わるよ。さあ、疲れてるんだからお終いにして帰ろ」とアドバイスした。横で聞いていた若い奴は笑いながら踊り出していたな。

 実際その通りにしたようでその件はうまく行ったようであるが、でもそのシステムはそんな程度では障害は収まらずに沈没していった。今だったら「SQLで1足せばいいじゃん。5分で出来るよ」だな。当時はきっとその業者もSQLは知らなかったのだろう。またデータ転送はあまり得意ではない様子だった。

 i5のようなコンピューターは、社内に置いて使いこなすことに意義がある。プログラムを書かなくても十分便利に使える。中途半端にホスティングしたりハウジングしたりすると、コマンドラインが使えなくなったりなんだりと制約が生じてしまう。すると、i5のようなマシンを中小企業が使うメリットはどんどんなくなっていってしまうのだ。

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