2006年6月25日

授業参観

 第三子がお世話になっている施設の授業参観の日。最初は正直なところ「行くの面倒臭いなー」と思っていたが、せっかくだし行ってきた。

 前にも一度ビデオカメラ越しに見学させてもらったことがあって、その時は「ノウハウがいろいろ蓄積されていて素晴らしいなあ」と思った。今日は子供の真横で半日じっくりと見る。課題が入った箱の横に手作りの札があって、「1→2→3→せんせい、できた」と書いてある。順番に課題をこなして「せんせい、できた」と言いに行く第三子。最初は「こういった教材もちゃんと用意されてて、毎年受け継がれているんだなあ」と思っていたが、あとで聞いてみたら第三子用に先生が手作りで用意してくれたものだった。一つ出来るたびに先生の所に報告に行ってしまい、そのまま他のことをし始めてしまったりするなど、せっかく出来るのに誤解を招いてしまったり損をしてしまったりしそうなので、じっくり取り組んで出来たら報告に来るように作ってみました・・・とのことだった。

 こういった工夫で子供を伸ばしていくということに、塾の講師として興味をもっていたこともあったなあと・・・少しだけ思い出す。当時は勉強時間を増やしたり問題数を増やすことばかり皆考えていて、やっても出来ない子供たちの頭にどう興味をわかせるか、どうやって脳ミソのしわを増やさせるかというようなことを考えている仲間は少なかった。メインのお客さんは中学生で、目の前のテスト対策の勉強ばかり、小学生にはその合間に教えているようなものだった。

 自分が親になって、幼少の頃はそれでもいろいろと考えていたけれども、実際に子供が中学生ともなるとやはり目の前のテスト勉強のことばかり心配になってしまう。自分も流されてしまっているなあと気付かされる出来事だった。

 給食のカレーライスを他のお父さんや担任の先生と食べながら雑談、そのまま懇談会。短い時間だったが得られたモノは大きかったし、良い刺激になった。

 でも、ものすごい疲労感。帰ってしばらく昼寝。休みの日に昼寝っていつもはものすごく損した気分になるんだが、今日はいいのだ。

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