2007年3月31日

棚卸人間模様

 土曜日だが棚卸で出勤である。製造業に属しているので棚卸はかなり重要な行事だと思うのだが、部署の違いや立場の違いでいろいろな行き違いが生じる。棚卸=数を数えるとしか思っていない人が多すぎて、「数える必要のない人は休んでいい」程度にしか思っていないようだ。

 とある部署は全員休んだ。そこのリーダーは数年前までは棚卸の入力作業を手伝うリーダーのような役割をしていたのだが・・・仕事ではなく単に手伝いのスタンスだったのかな。

 とある営業マン(50代)は役員から「値引き伝票の処理は終わったのか」と聞かれ、「来月やります」と言って怒られていた。決算の意味がよく分かっていないらしい。

 用事で総務に行ったら総務部長(もうすぐ60)がGパン姿だった。普段人には制服着用だのなんだのと言うのに・・・休日出勤と勘違いしているらしい。

 とある新入社員(40代)は一部門の集計の担当になったら、全部外注や下請けに投げてしまい、秘密だった原価も漏らしてしまったようだ。

 その件を注意していたら、その直後に「棚卸っていうのは・・・」と先輩社員から新入社員に対してアドバイスが始まった。なぜそれを棚卸が終わってから言うのか。最初に仕事を振ったときに何で説明して理解させなかったのだろう。

 資材部と一緒に数字のチェックをしていたら、向こうではジャンケン大会が始まった。数字取りに関係がない部署の女の子たちがジュースを賭けているらしく、大声で笑い叫んでいる。隣の部署では読み合わせもやっているというのに。

 営業部では新入社員入社に合わせて席替えをやっていた。電源ケーブルを多めに用意していたのだが、更に足りなくなったので買いに行ってもらった。すると、買いに行った社員の机の上に退職した社員の旧資料などが山積みになった。後輩たちはさっさと自分の片づけを済ませてしまい、ラーメン本を読んでいた。

 夕方になったら、去年退職した事務員(30代)が遊びに来ていた。彼は前回までの棚卸を総括する立場だった。自分がいなくなった後がうまく行っているかどうか心配だったのだろうか。でも本気で手伝える訳ではないのだから、様子を見に来ても意味は無いんだよな。次の仕事がうまくいっていなくて「戻ってきてくれ」と言われたかった・・・なんてことじゃ無ければいいのだが。

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