2007年7月17日

子供用自転車

 数日前にメールで相談を受けてから、ネットで10~14歳辺り用の自転車を改めて調べたのだが、ろくな自転車がない。ミヤタとかブリヂストンのサイトを見ても、幼児用の自転車や大人用のスポーツバイクは作っているが、10~14歳が乗る自転車ってないぞ。ホームセンターや安売り店で数千円~1万円台で売っている自転車の存在意義は認めるが、そればかりになってしまっては良くないだろう。売れなくて困っているといえばオートバイ業界もそうだけど、それでも子供用に50cc、70cc、90ccなどのモトクロッサーを作って売っている。ミヤタとかブリヂストンのお偉いさんたちは、自分の子供や孫たちにどんな自転車を与えているのだろう。

 GIANTやルイガノは安くてしっかりした自転車を供給しつづけていて、近所の子供たちでも乗っているのを見かけることが多くなってきた。売れないものは作らないっていうのはよく分かる。でも、子供を育てるのは大人の大事な仕事ではないだろうか。自転車メーカーが自転車を通して子供を育てるという気持ちはないのだろうか。「ホームセンターで買った自転車はすぐ壊れる」ことと、「ブリヂストンやミヤタよりも友だちが乗っているGIANTやルイガノの方がカッコイイ」ことを身体で経験しながら大きくなっていく子供たちが将来大人になって主力の購入層になったとき、さてどんな自転車に乗るだろうか。

 ホームセンターと言えば、先日修理用のブレーキレバーを買うときに「ATB用ブレーキレバー」とだけ表示があったので、自転車コーナーのメカニック店員に「Vブレーキ用ですか、それとも一般用ですか」と聞いたところ、一人目の店員は質問を理解できず、二人目の店員は「油圧ディスクブレーキ以外だったら使える」と答えた。「Vブレーキとカンティはレバー比が違うはずだけど、これはどっち用ですか」と再度聞いたが「遊びを調整すればどっちでも大丈夫」との答えで、だんだん険悪な雰囲気になってきたので質問をやめ、展示車のブレーキレバーと比べながら一般用であることを確認して購入したのだった。

 間違えてVブレーキにこのレバーを取り付けられたら制動力不足になる。止まりたいときに止まれないと事故につながる。やはりホームセンターや安売り店で自転車を買うのは危険だ。ある程度は自分で直せる人か、または壊れたら使い捨てのつもりで買わないといけない。ちゃんとした自転車屋で1ランク上のものを買った方が結局安上がりだと思うのだが・・・ここで残念ながら国産を勧められないのが辛いところだ。

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