2008年2月21日

呪縛

 技術系サイトの掲示板で、ポルシェやBMW(二輪)の話題を読んだことがある。ポルシェは928で、BMWはKシリーズでフルモデルチェンジしたはずだったが、両者とも流れは変わらず旧タイプが再び進化を続けている。識者はこれを「呪縛」と称していた。市場は単なる高性能化ではなく、別の何かも一緒に求めたということになるのだろう。

 高性能・・・市販車究極の高性能といえば日本車の独壇場だろう。スピードだけでなく品質や燃費や低価格なんてことまで含めて考えると日本車しかない(ワシも日本人だし)。だから日本以外の多くのバイクメーカーは倒産してしまったり再編されたりした。今元気なハーレーやKTMもそうだった。ということは、今残っている海外の自動車・バイクメーカーは個性・特色たっぷりで存在感あふれ、しかも採算性がある製品を作るメーカーだと言えるのかもしれない(あぶないところもたくさんありそうだけど)。

 そういう目で見てみると、日本車が受ける呪縛って何かな。日本のメーカーはいろんな車種やエンジン形式を上手に作るから、車種やエンジン型式には呪縛はなさそうだな。ひょっとしたら、安くて高性能で沢山の人が安心して乗れるものを作らなくてはならない・・・っていうのが呪縛なのかな。ある程度数が見込めないと計画すら出来ないっていうのもあるかもしれない・・・まあ大手メーカーならどこもそうだろうけど。

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