2008年6月 2日

沖縄の余韻を楽しむ

 旅行から帰ってきた後はネットで地図を見たり、街の歴史を調べたり、他の人の旅行記や転勤日記を読んだりする。出発前もざっとは読んでみたが、やはり実際に行ってから読むと吸収力が違う。点数稼ぎの暗記ごっこではなく、自分の経験をベースに知識で裏打ちするからだろう。

 そういえば沖縄に関心を持ったのも久しぶりだ。10年前はなんであまり盛り上がらなかったのだろう・・・「私の夏」の内容があまりにも出来過ぎていて、反感を感じていたせいかもしれないな。今じゃすっかりあの手の若さを微笑ましく見守れる歳になってしまった。

 今まで沖縄で浮かれることが出来なかったもう一つの理由に「沖縄戦」がある。戦艦大和の本やマンガを読んでその悲惨な戦闘のことが半ばトラウマのようになっていた。実際には本やマンガ以上の事が起きていたんだろうが・・・今回は素直に美しい景色や明るさを享受出来たので、その分辛い歴史も振り返ってみようと思った。

 地図で走った道路や途中みかけた米軍基地の場所を見たりサイトで街の特色や歴史を調べたりしているうちに、ふと「戦艦大和はどこを目指したのだろうか」と気になって調べてみた。なるほど・・・残波岬が目標だったらしい。嘉手納には当時から基地があり、それが重要な拠点になっていたようだ。

 そういえば沈没地点も出てくるのかなと思って検索してみると・・・あれ、徳之島沖だとずっと思っていたが違うんだな。ワシが小学生の頃読んでいた本にも「沈没地点は米軍発表と日本軍発表とではずれがある」と書かれていた覚えがある。ワシは日本軍の発表を信じていたのだが・・・この辺ももう一回ひっくり返さないといけないらしい。ビックリしたし、残念な気持ちになった。

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