2008年7月10日

衰退産業

 石油がかかわる産業がすべて衰退産業に見える今日この頃である。電気も当然係わってくるので世の中のすべての産業が衰退産業に見えてしまう。原子力発電は火力発電とセットじゃないと使えないから今のところ救世主にはなってくれそうにない。

 新しい油田が見つかるのではないかという希望もあるし、石油が本当に化石から出来ているのか分からないという意見もあるらしい。1リットルのガソリンを取り出すのに1リットル分の売上以上のコストがかかるようになった時点で商品としては終わりになるだろう(多少の補助金は出るだろうけど)から、「最後の時」は油田が空になる時よりも前に訪れるのかもしれない。バイオ燃料の存在を知って一時明るい気持ちになったが、まだまだ問題は多そうだし人間の食費が上がってしまった。

 自動車関係はハイブリッド車がまあ手の届く価格で市販され、そのうちプラグインハイブリッドも出てくるようだ。燃料電池車も相当高価だが一応世に出ている。オートバイもそのうちハイブリッドになったり、ペダル付きのモペットの人気が再燃したりするのだろうか。

 飛行機は・・・代替燃料や燃料電池のテストは行われているようだが、石油を全く使わず100人以上が安心して乗れるような機体って登場するのかな。原子力とかロケット燃料だとまだまだ怖いなあ。推力が十分に得られないとなると飛行船の再登場かな。だとすると旅行に行くのも相当時間がかかりそうだな(それ以前に高くて行けなくなるだろうが)。自分探しの旅を出来るのはごく一部の人だけになり・・・これは今でも一緒か。

 IT技術の進歩で今以上に世界が狭くなったような気になり、でも自分の目で見る機会はどんどん減っていく。テレビやネットで見聞きしたことだけで世の中を分かった気になってしまい、でも実際には身の回りのごくわずかな空間のことしか知らないという悲惨な勘違いが今以上に増えそうだ。ワシも気をつけないとな。

 倹約も大事だけど旅も大事だ。どんどんマイルを貯めよう(あれ?)

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