2008年9月 2日

ギャラクシーエアラインズ

 少し前にギャラクシーエアラインズが運行を休止し清算するというニュースをみてびっくりした。バックに佐川急便がいるし、トラックでの高速道路輸送はリミッターがついたりしてどんどん厳しくなっているから、やがては日本版DHLとかフェデックスって感じで成長していくのかなと思っていた。

 どこかで読んだ「航空産業は儲からない」という言葉が深く印象に残っている。大手の企業向宅配便がバックについていても駄目だったというのが残念だ。日本では以前にもJALとヤマト運輸・日通などが出資した航空会社があったが、やはり短期間で撤退している。そういう出来事の後なので同じ結果にはならないよう準備しているのだろうと想像していたのだが、結果としては同じになってしまった。

 「どうせ潰れるだろ」と冷ややかな目で見るのは簡単だが、「日本中で荷物が翌日着く」ことが実現されるチャンスなのではないかと期待していた。ワシの身の回りでは航空便に対する拒否反応は非常に強いが、コンピューター通販などでは台湾あたりからの空輸は当たり前になっている。このままいくと、「中国・韓国・台湾発の荷物は日本中どこでも翌日着くが、東京発の荷物は中1日かかる」なんてことになってしまいそうで・・・

 ただ、不安になってあれこれ調べまくってみたところ、日本ではB777やB747など、コンテナが積める旅客機が日中にあちこちを相当な頻度で飛んでいるから大丈夫かなという気がしてきた。普通便で出した荷物が翌日当たり前のように着くってことは当面なさそうな雰囲気だが、航空便料金さえ払えば翌日着や当日着の手段はたくさんあるわけで。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.leftkick.com/mt/mt-tb.cgi/794

コメントする

Powered by Movable Type 4.22-ja