首都高速で羽田空港に向かうとき、東京都内からだと700円で行けるが神奈川県方面からだと600円+300円で900円になる(浮島→羽田空港は東京線特定区間なので300円)。以前、これをもう100円安くして東京線の金額と同じにして欲しいと当時の公団に要望を出したことがある。「貴重なご意見ありがとうございました」と丁寧な返事をもらったが、何も変わらなかった。でもきっとそれなりの議論はしてくれたのだろうと信じている(一応、な)。
羽田空港の再拡張で横浜市が無利子で貸し付けを行った際、ETC装着車に限ってだが700円に値引されることになった。ワシが考えていたことをあの市長さんも同じように思っていたのかと少々びっくりした(まあ、都内と横浜と両方から羽田にアクセスする人ならたいていは思いつくだろうけどな)。
以来、恩恵にあずかりながら日々を過ごしていたのだが、最近どうもETCから流れる料金の案内にばらつきがあるような気がする。元々上りと下りでは料金の表現方法が違ったり、他の割引とのからみもあったりしたのでそんな感じだろうと思っていたのだが、どうも割引が利いていない時間があるような気がしてきた。そこで調べてみた。
http://www.city.yokohama.jp/me/keiei/seisaku/haneda/torikumi.html
http://www.city.yokohama.jp/me/douro/hashira/wys5.html
結局、ちゃんとした値引や料金改定ではなく「社会実験」だったんですな。値引が摘要される時間帯は下記のように変遷してきている。
平成17年4月~平成19年10月 | 終日 |
平成19年11月~平成20年5月10日 | 6時~22時前 |
平成20年5月11日~ | 平日6時~9時前、18時~22時前 日祝6時~22時前 |
ちょうど去年の11月頃から代車生活をしていて、代車のETCは「ピッ」と鳴るだけで料金をしゃべってくれなかった。なのでたまに別のクルマで、しかもいつもと違う時間帯に通ったときだけ「あれ?」って思っていたのだった。
この割引社会実験(正確には割引じゃなくて値引だと思うが・・・)、フェードアウトしていってしまうのだろうか。高くなったからただ文句を言っているわけではない。対価だと思っていたものが、「実験」という名のもとにそのうち完了してしまいそうで残念なのだ。完済されたのなら実験終了・値引終了ってのも分かるけどな。
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