2009年1月24日

ETRTO 355

 友人からルノーの折りたたみ自転車をもらった。カングーを買ったときにもらった販促物らしい。タイヤがゆるめ・・・というと変な表現だが、空気圧を高めにするとタイヤがリムからはずれてきてしまう。一つ上のサイズのタイヤを間違って履いてしまっているかのような雰囲気だった。

 履いているタイヤは18×1.5だった。昔のランドナーでよく使っていた26×1・3/8(650A)や26×1・1/2(650B)と、最近のMTBの26×1.75などとの違いは一応知っているので、リム側にも何か手がかりになるものはないかと見てみると・・・貼ってあるシールに「355-16」と書かれている。これを元にネットでいろいろ検索してみると・・・どうやら「ETRTO」という規格が一番分かりやすい規格と言うか数字と言うか・・・なんですな。355は18×1.5(40-355)~18×1.90(47-355)あたりの数字だから、リムもタイヤも合っているようだ(ただ-16が何の意味なのかは分からない・・・)。ではなぜ空気を入れると外れてしまうのだろう。

 とりあえず手軽に試せて安い方から替えてみるかということで、タイヤを買いに行ってみる。近所の大型自転車店を見てみたが1.5は在庫無し。他の用事で寄ったスーパーマーケットの中の自転車店でタイヤを見てみたら18×1.75がある。店員さんが声をかけてくれて状況を説明したところ、空気が抜けた状態で長年放置するとそういうことがあるとのこと。たぶんそれだ、と思い2本購入した。ずっしりと重い実用車用の安タイヤだが、足代わり用だからこれで十分だろう。

 早速装着してみる。空気圧を上げるとやはり外れ気味になってしまったが、一度外してリムの中を拭き、ビードの様子を見ながら丁寧に空気を入れていったところ落ち着いてくれたようだ。リムの精度とかタイヤの相性もあるのかな。

 今回の件で収穫だったのはETRTOという規格を勉強できたことと、スーパーマーケットの中の自転車店が見かけによらず詳しいということだった。高い部品を売りつけられそうになることもなく、安心できそうだったな。

 実はタイヤ探しで多摩川沿いにある大型有名店にも行ってみた。展示品の18インチホイールに「355-16」と表記があるのを見て質問してみたのだが、レジ番の若い店員はETRTOと言っても通じず、奥から出てきた詳しそうな店員さんは「おい、これ間違ってるから18に直しておいて」と指示しつつ、ワシには16インチのタイヤを買うように教えてくれた。355だから18インチなことは間違いないはずで、うしろの「-16」の意味を知りたくて質問したのだったが、いつのまにかワシは16インチのリムに18インチタイヤを履こうとしたシロートということになっているらしい(笑)。面倒になったワシは適当に話を合わせ、何も買わずに出てきたのであった。

 大型店で在庫が沢山あると言ってもネットショップの商品リストにはかなわないし、間違った商品を勧めるようでは逆にマイナスなわけで。今までは大型店の優位性ばかりに目が行ってしまっていたが、これからは大型店でもダメなものはダメなのだと考えておこう。まあ当たり前ですな。

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