2009年1月 8日

バイオ燃料

 藻を原料にしたバイオ燃料での旅客機の飛行テストが成功したらしい。これまで旅客機は化石燃料を使った飛行がほぼ100%(いや、全部かな?)だから、このニュースを読んだときは嬉しかったな。

 ただ、地上でありとあらゆる危険性を廃し、準備が整ってから離陸することが決まり(建前かもしれないが・・・)のこの世の中、バイオ燃料もいきなり100%信頼するわけにはいなかいだろう。実際、今回の実験も双発機(エンジンを2つ搭載した飛行機)の片方のエンジンで実験したらしい。飛行機の世界ではフェイルセーフ(万一なにかあったときも代替手段で安全を確保する)が絶対だ。

 今回成功したバイオ燃料も、実際の運用に使用するにはまだまだ時間がかかるであろう。すると、コスト問題で退役が進む4発機(エンジンが4つ搭載されている747ジャンボジェットなど)の出番が再び増加するのかもしれない。離着陸時は4発で、巡航時はバイオ燃料系統の2発がメインになり化石燃料系統の2発が予備、とかね。信頼性が上がってくると3発がメインになったりしてな。727-500とか727-700なんてのが新造されて売れ筋になったり、MD-11が改修されて復権なんてことになったり・・・したらちょっと楽しそうだな。

 もしそんなことになると、3発以上の飛行機の離着陸を禁止している伊丹空港はちょっと厳しい状態になったりするのかもしれない。さてさて、3~4発機の復権はあるのだろうか。双発のままでの実用化になりそうな気もするけれど。

 現状の燃料が枯れる前に、なんとか代わりの運用が定着するといいですな。

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