2009年3月30日

深緑色

 スーパーカブを探すとき、丸目のヘッドライトには深くこだわったのだが、色のことをすっかり忘れていた。ヘッドライトが丸か角かはかなり違う。ワシが高校生のとき「丸目のライトはダサい」という風潮になってなんでもかんでも角目になり始めたことがあった。そんなときでもワシは丸目が大好きだった。なので丸目にはこだわった。調べていくうちに、角目のカブは「カスタム」と呼ばれる上位機種であることがわかり、セル付きならこれしかないということを知ったが、セルと丸目を比べてワシは丸目にした。

 酔っ払ってPC画面を見ているうちに半ば過って「ヤッテシマッタ」のだが、色のことはあとで気が付いた。あ、そういえば緑(深緑)がよかったな、と。でもまあ青(というか青紫)でもいいかな、という感じだった。

 深緑って嫌いな色じゃないけど、バイクやクルマ関係だとミニなんかでたまに見かけるぐらいで、普通は意識する色じゃないよな。なんで深緑のカブを見ると落ち着くんだろう・・・と思っているうちに、旧日本軍の飛行機の色のことを思い出したのだった。ひょっとしてこれかな。でもまあ、飛行機の深緑色って後期の話で、零戦で言うと52型あたりの話しですな。ワシが好きだったのは銀色に青帯の21型だった。

 バイクに興味を持ったのが空前のバイクブームの終わり頃だった。当時はどんなマイナーな機種にも2~3パターンの色があったな。総合雑誌の中のオフロードコラム(当時はオフロードバイク雑誌なんてなくて、総合雑誌の中の数ページだけだった)で風魔が「色なんて白一色でいいからもっとオフロードのことだけを考えたバイクを作ってくれ」なんて感じのことを書いていたような覚えがある。初めてそれを読んだときは「白一色じゃつまらないよなあ」なんて思ったが、何年かしたらその意味がよく分かるようになった。今回カブを買うときに色のことを忘れていたのも、そういうことなのかもしれない。

 でも丸目だけは外せなかった(笑)。

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