2009年4月14日

バイクと軽自動車の間

 先日のタンデムの時に思ったが、ヘルメットってのは頭を守ってくれる大事な用具だけど、バイクに乗るときの面倒くささの一部分にもなっちゃってますな。

 クルマだったら「今日はセットを乱したくないから歩いていく」とか「えー、あたし今日スカートだからいいよ」なんてことは起きないわけで。今までは「バイク用の服を買う楽しみがある」なんて言いくるめられてきたような気がするけど、そういう「趣味性」とは違ったアプローチもあってもいいかもしれない。

 屋根付きの三輪スクーターで、座席を自動車用にしてシートベルトを付ければヘルメット無しでもイケるようにならないかな。たぶん現状でもミニカー登録すれば法律上は無しでも大丈夫なんだろうけど、みんな自主的にヘルメットを着用しているようだ。役所でもそう言われたって話しを友人のブログで読んだことがある。ここでBMWのC1の事を思い出したが、調べてみると生産中止になってしまったようで・・・残念ですな。

 たぶん、二輪車の不便な所は自動車と軽自動車が全部カバーしちゃったんだろうな。残ったのは趣味性と、機動力を中心とした実用性、あとは維持費がクルマに比べて多少安いこと。今までは趣味性の部分がバイクの最大の魅力だと思ってきたけど、実用性と維持費の方がこれからは大事なんじゃないかな、と思うようになった。

 以前、ミゼット2を数ヶ月間使わせてもらったことがある。バイクと自動車の両方の良さを持つミゼット2の使い勝手に感心しながら、先代のミゼットをはじめとする360ccの軽自動車のことなどに思いを馳せていた。たぶん初代ミゼットは自動車とバイクの間の「便利な道具」だったんじゃないかな。今の軽自動車はほとんど普通自動車と同じ所まで行ってしまい、バイクと軽自動車との間がかなり大きく開いているように見える。

 ビッグスクーターがそこに位置するのかなと思ったこともあったが、いつのまにか軽自動車を飛び越えた独特な乗物になってしまったような感じがしますな。あれに乗った日には「あら、○○さんの旦那さん、仕事辞めたのかしら」なんて言われちゃいそうな感じが。

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