2009年5月13日

エクセルのシグマボタン

 エクセルのシグマボタンって、当初想定された機能とは別の使い方をされているような気がする。シグマボタンは「オートサム」と言う「自動で合計を出す」ボタンなのであるが、式を入れる時の「=」代わりに使われているケースが多い様な気がする・・・ワシの周りだけかな。

 ワシはエクセルの前のロータス123(の前のマルチプラン)から使っているので、シグマボタンってのは後から登場した便利なボタンっていうイメージを持っていて、合計を出すときにしか使っていない。別にそんなボタンが無くても式を直接入力して合計は出せるのだが、エクセルが主流になって以降に自己流で使い方を覚えた人は何でもかんでもシグマボタンを使っているケースが多く見受けられる・・・ワシの周りだけかな。

 たとえば、

=SUM(A1,A4)

とあって「A1からA4の合計を出してるなあ・・・あ、ちがうちがう、これ『A1+A4』だ」とびっくりするような感じですな。

 もっと凄いのになると、

=SUM(A1×1.05)

 (※ 掛け算の記号が * だと分かりにくいんで × で表示してあります)

なんてあったりして、合計出してるのか掛け算しているのか分からなくなることが多いですな。

 エクセル入門って、まず「=A1+B1」を覚え、次に「=sum(A1:B1)」を覚え、「同じ入れ方で=averageにすると平均が出ますよ」って感じで関数を覚えていくってのが普通だと思っていたのだが、シグマボタンがあまりに便利なので大半の用事がこれで済んでしまい、関数までたどり着かなくてもやって行けちゃうようですな。それで、エクセルって「複雑な計算は知らないけど、私は合計だけは出せる」って使っている人が多いようだ(しつこいけどワシの周りだけかな)。実際、長年エクセルを使っている人から「掛け算ってどうやるんですか」と聞かれたことがある。

 まあ、それ以前に「エクセルって計算も出来るんですね」と言われたこともあるんで、たいていのことは大丈夫だ。

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