2009年6月10日

EVその2

 昨日の続きである。EVが普及するかどうかは車そのもの価格(=大半がバッテリー)と、航続距離が問題だ。現時点でも倉庫で使われるフォークリフトやゴルフ場のカートなんかは電動のものもけっこうある訳で、限られた範囲なら十分使い物になっている。あとはどれだけ安くなるか、行動範囲を広げられるかだろうな。

 EVといえばトロリーバスが懐かしい(見た覚えはある。確か乗ったこともあると思う)。最近はやや形を変えて復活しているようですな。バス停の部分にだけ架線(充電設備)があり、充電→走行→充電・・・とやるらしい。この方式だったらレーンチェンジや少々の別ルート走行も出来そうだし、よさそうですな。40年前に横浜を走っていたトロリーバスは、三ツ沢から坂を下ったあたりでよく架線からポールがはずれ立ち往生していたと聞いたことがある。

 あとは・・・深夜電力の安さがずっと続くのだろうかという不安ですな。幼少時に想像した「未来」は、24時間光り輝いている街で人々が働いたり遊んだりしているっていうイメージだった。今から思うと、原子力発電を意識したパンフレットかなにかを読んでイメージを持ったのかな。幼少時代にオイルショックを経験し、人々は自然と「発電所で使う石油を節約しましょう」という意識を持たされた。やがて原子力発電所が増えてきて、深夜の電気使用は安くてオトクですという営業トークになりましたな。ところが最近は「夜はコンビニを閉めろ」なんて話しがお上から出てきて、やや心配になった・・・なんて話しは以前にも書いた。

 揚水発電で多少ならしたところで微調整程度だろうし、そうあちこちに設置出来るもんでもないだろうしな。もし余剰の電力を遠くまでロス無く送ることが出来たら、近隣の国とピークをずらして供給しあう・・・なんて夢も見たくなるが、まあそれは本当に夢でしょうな。

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