2009年7月 8日

エア・エクセル

 エクセルの講習会で講師をやってみる。最近の若い子は学校でも習ったりしているから普通に出来るものだとばかり思っていたが、案外そうでもないようで超初歩(=A1+B1)からじっくりやった。簡単すぎてつまらないという声が出るかもと心配していたが、

「掛けるってどうやってやるんですか」

と聞かれたときは、講習会開いてよかったとしみじみ思ったな。まあ、中学高校で6年間英語を学んでも英語がわからない人が多い(ワシもそうだけど)のと同じですな。

 この手の講習をやるとなると、たいていは外の教室に通わせたり、本を買って来てその通りにって感じになることが多いのだが、今回は教材もあえて全部自作した。中のデータは実際に業務で使う親しみ深い言葉や数字を使い、すぐに使えなくても「覚えれば便利そうだ」というイメージが頭の中に残るようにしてみた。たった90分の講習でいきなり達人になることはないだろうが、流れを変えるきっかけ作りになればという作戦。こういうやり方は外の業者には出来ないはずで、内製ならではの内容だと思う。

 エクセルってある意味魔法のソフトで、パソコンとかプログラムの知識が皆無でも自己流で使うことが出来てしまう。しかし、きれいに印刷された表も中を見てみたらトンでもない方眼紙状態だったり、電卓で計算した結果がチマチマと打ち込まれていたりなんてことも非常に多い。毎日エクセルを使っていても「関数って何?」って人も相当多い。最近はpdfにしてメールで送付するから、中身の悲惨さもバレにくいようですな。「エア・ギター」風に言うと「エア・エクセル」ってところか。

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