2009年8月 6日

ログ

 お世話になっている自動車整備工場でコンピューター関係の作業。PCにメモリを追加したり、ソフトをインストールしたり、SUV-CAMのバージョンを上げてSDHCを読めるようにしたり・・・と約2時間ほど。

 ワシが作業している間、整備士さんとレーサーKさんは別のPCを使い、富士スピードウェイを走ったときのログを表示しながらラインやスピードの分析をしていた。GPSを使って位置情報を取得し、周回データを重ねて表示できるらしい。レース界ではこの辺はもうすっかり当たり前になっているそうで、レーシングスクールでは他のドライバーのデータと付け合わせて「もっとつっこめる」などと走りを盗めるらしい。ブレーキもタイミングだけでなく圧の強さまで見られるそうだし、ステアリングの動きもログがとられて、たとえばマイナス方向のログが残っていたらそれはカウンターが当たっている(=ロス)ということなんだそうだ。「あの看板まで突っ込め」なんてレベルの話じゃないんですな。

 ヒールアンドトゥなんかも、ブレーキの掛け具合、リリース具合、アクセルの合わせなどを細かく指摘されるらしい。ブレーキは早くリリースすればいいのかと思っていたがそうでもないそうで、不安定な挙動を与えてはいけないのだそうだ。全てが高次元で、スムースに行われなくてはならないんですな。

 昔は速く走ることに憧れていたが、今はだんだんと興味が別の方向に移ってきている。今回見聞きしたことも凄いなと思ったが、ますます「ワシには無理だな」という気持ちが強くなったのだった。

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