出張用電源グッズのことを書いていたら昔使っていた道具のことが懐かしくなった。今回はその中から2点を採り上げてみる。10年ぐらい前に使っていたものだ。
まずは「巻き取りくん改」。電話線がPCMCIAカードのサイズに収納できるもの。巻き取りくん博物館によると1993年に日本に上陸したらしい。標準でついてくる電話線は極性が反転してしまうので、中の電話線をSONYのTELEPHONE TOUGH CORDに交換してある。仲間内では「ソニーくん」と呼んでいた。パソコン通信はもちろん、AS/400のTWINAX端末を臨時で一台増やす時などにも使っていた(これはソニーくんじゃないと不可)。後にソニーからもこの手のグッズがいくつか発売されたが、PCMCIAサイズの方が魅力的に見え、買い換える必要は感じなかった。
その横にあるのはモデムセーバーと呼ばれる回線チェッカー。これは役立つかどうかよりも単純に欲しくて買った。私の場合出張先も宿泊先もほぼ同じパターンが続くので「モバイル用」としてはそれぞれ初回程度しか使わなかったが、職場でFAXのトラブルが起きたときに何度か大活躍した。
今じゃこんなものを使わなくても携帯一つで完結してしまう。でも、これらのグッズを喜んで使ったり作ったりして、それでももっと便利に・・・となって今の世の中になっているはずだ。携帯電話が当たり前になるちょっと前からこの手のことで遊んだり働いたりしてこれたのはいいタイミングだったと思う。
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