数日前から燃料の匂いがするのには気付いていた。リターンホースかな、そろそろ持って行かなきゃなと思っていたが、今日になって振動が生じるようになった。
この振動は覚えがある。1本死んだ時の振動だ。
見てみたらインジェクションとヘッドの間のパイプにヒビがはいり、燃料が吹き出しているではないか。多分さっきまではわずかなヒビでエンジンの作動には影響なかったが、だんだん悪化してきたのだろう。
すぐに連絡し、応急処置(といってもウェスを巻いてタイラップで縛る程度しか出来ないが)をしてから東名に上がり、沼津に向かう。途中で振動が激しくなり、トルクが激減してしまった。平地ならスピードはそこそこ出るが、出るまでにかなり時間がかかる。上り坂では50km/h以下に落ちてしまう。
なんとかたどり着くと、すでにTカー(鳥取カー)から外した部品が用意されていた。挨拶もそこそこにすぐに分解が始まる。耐久レースのドライバーになったような気分。パイプを外して持ち上げると、ポロッと折れて落ちた。ヒビが一周したらしい。ギリギリのタイミングでしたな。整備工場にたどり着けてよかった。
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