2010年2月 6日

エンデューロバイク

 twitterであれこれ話しているうちにトレール車のフロント周りの弱さを思い出した。初めて北海道のレースに行く直前、練習していたら中規模の転倒をしてしまい、以来どう組んでもフロント周りが真っ直ぐにならなかった。フォークを抜いて簡単なチェックしてもブレはなかったから、たぶん三又かフレームがゆがんだのだろう。

 そんなバイクで出た泥沼のレース、初めて経験する過酷な状況に半ばパニックとなり、ハンドルにしがみついてブレーキをかければ即スリップダウンで転倒という悲惨な状況だった。でもおかげでアライメントの大切さに気がつき、ハンドルに力を入れない乗り方も自分なりに会得できたから悪いことばかりじゃなかったな。

 当時のトレール車のフォークは35mmとか38mmぐらいで、エンデューロ車によく使われていたWPの倒立フォーク4054はその名の通りアウターが54mmでインナーが40mm。54mmのフォークをがっしりとした三又とトップブリッジ(トレール車とは厚みが倍近く違う)でつかむので、フロント周りは正しい順番でねじを締めていくだけでピシッと真っ直ぐになった。しかも当時のKTMはセンタースタンド装備だったから、ジャッキやメンテナンススタンドも不要だった。

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