【自転車】のブログ記事

 第一子は最近自転車に入れ込んでいて、2月頃にスピードメーターを装着してからもう走行距離が1000kmを越えたと言っている。それは凄い、じゃあそろそろ次の段階に突入しろってことで横浜に呼び出した。クルマで5分程走り、大手の自転車屋さんへ。SPDシューズを買おうかなと思ったのであった。

 ワシも高校生時代に自転車にハマッていたことがあるが、当時の自転車いじりで最も効果的で印象に残っているのが「スタンド外し」と「トゥクリップ・ストラップ装着」だった。トゥクリップとトゥストラップってのはペダルにつける金具とベルトで、ペダルに足を固定してしまう道具である。これを付けると踏むだけでなく引きも有効に使えるようになり、スピードは出るし楽になるしととても素晴らしい道具である。欠点は「最初は少々勇気が要る」ことと「足を出しそびれてすっころぶ事がある」かな。慣れればどうにかなるものであった。

 あれから時代は変わり、今ではSPDと呼ばれる金具付きの靴とペダルが有効な道具となっているらしい。スキーの金具をヒントに作られたそうだな。せっかく自転車に入れ込んでいるから是非トゥクリップとストラップを使わせたい。今ならSPDかな、と。

 で、靴を色々見ていた訳だが、けっこう高価(靴だけで安いのでも1万円近くする)なので悩んでいた。店員さんに教えて貰おうと思って声を掛けてみると、どうやら本気で自転車に乗る人以外には勧めたくない様子だ。部活で使うのかなどと聞かれた後、けっこう重くなることと、サイクリングに行った先で遊ぶのが不便という話しを教えてくれた。なるほど、確かに江ノ島まで走るのは楽かもしれないが、砂浜を歩いたり岩場で遊んだりはSPDシューズでは無理ですな。

「そこ(SPD)まで一気に行かなくても、まずはトゥークリップとストラップという手もあるかな、と」

と言われ、確かにその通りだと思った。

「なるほど。じゃあそうします」

ということでトゥークリップとストラップを買った。もうすっかりSPDの時代なのかと思っていたが、トゥークリップ・ストラップにもまだまだメリットはあるんですな。このショップは先日猛烈な頼りなさを感じた某店と同じ系列なのだが、店員さんとか内容によってはかなり的確なアドバイスが受けられることも分かった。今日はおかげで堅実な買い物が出来たな。

 買い物の後は二人で本牧家へ。フツーに美味しい。最近、博多ラーメンはあまり食べなくなっちゃったな。あれは福岡に食べに行った方が美味いからなあ。

2009年3月24日  

流行

 デイパックのことを思い出したら、ついでにデイパックの持ち方なんかにも流儀があったのを思い出した。あれは片方しか掛けちゃいけないものでしたな。両方を肩に掛けるのはランドセルっぽくて格好悪い、という風潮だった。ワシは当時自転車青年だったので臆せず両方かけて前傾姿勢をとっていたが、だらしなく片方だけ掛けるにはドロップハンドルの自転車は適さなかった。ママチャリだったら片方掛けも出来るしかごに入れてしまうことも出来る。女の子と歩いて駅まで行くときにも都合がいい。そんな感じでしたな。

 ウェストバッグも真正面につけるのはダサイという風潮でしたな。オフロードバイクに乗り始めた友人を誘ってトレッキングをしたとき、MS Racingのツールバッグを身体の横にずらして付けようとしていたことがあった。「それは腹か背中にまっすぐつけるものだよ」と教えたが、本人はかなりの抵抗を感じていたようで一生懸命脇腹に装着していたっけな。

2009年3月23日  

ママチャリ

 だいぶ前に書いたが「女性用はやがて一般用になる」という法則が乗り物界にあるのではないかと感じている。ママチャリ、クルマのAT、スクーター・・・どれも最初は男が乗るのは恥ずかしいものだった。でも今じゃ普通に当たり前だ。

 ママチャリに男が乗るようになったのはちょうどワシらの世代だったような気がする。ワシが高校に入学して自転車で通い始めたときはまだブリヂストンのロードマンとかミヤタのカリフォルニアロードなんてのが主力製品で、4~5万円だった。もうちょっと上だとユーラシアとかモノックスなんてのも出てきた頃だったな。街の自転車屋さんだともう少し安いのも売っていた。同級生たちもその辺に乗っているのが多かった。サイクリング車に後ろの荷台をつけ、スポーツバッグをゴムひもで縛るのが普通でしたな。あとはデイパックが流行ってたな。Taucheとか。

 そんな頃、ママチャリに好んで乗っているのは野球部とかラグビー部でしたな。彼らのカバンは大きくて重く、サイクリング車の荷台に載せるのは大変だ。ママチャリなら前のカゴの上にボンと置くだけでいい。前かがみにならなくても乗れるからのんびりと話しながら行ける。ドロップハンドルに必死にしがみついて走るのがなんとなく子供っぽく感じられるようになってきたのがあの頃でしたな。

 そんな世代が親になって、今の子供たちを育てている。MTBに乗ってる子供なんてせいぜい小学生だけ。中学生はもうほとんどがママチャリだ。

 「最近の子はMTのクルマに興味を示さない」なんて話しを先日していたら、同年代の父親に「私ももう何年も乗ってないですよ」と言われた。ああ、たしかに普通はそうかもなあ。いまだにMTに乗って喜んでるのはよほどの好き者か仕事がらみだろう。

2009年2月 7日  

スタンドを付ける

 以前、キッズ用のフリーライドバイクを作ったことがある。つい先日のような気がしていたがもう6年も経っているらしい。早いものだ。第一子はすでにこの自転車には乗らなくなり、今は26インチのMTBで友達とのサイクリングを楽しんでいる。Deuceは第二子が引き継いで乗っている。

 第二子はダートライディングやフリーライドにはあまり興味が無いようだが、Deuceの乗り味は気に入ってくれているようで、一時は貰い物のフォールディングバイクを使っていたが今はふたたびDeuceをメインにしたいらしい。しかしDeuceにはスタンドがないので不便らしく、スタンドを付けてくれと頼まれていた。

 ワシは高校生時代にサイクリングに目覚めたとき、まず最初にやったことがスタンドを外すことだった。「スタンドがない自転車=趣味専用」というイメージがこびりついている。足代わりの自転車にはスタンドがあった方が便利だと思い第一子用の26インチ(元々はワシと女房用だった)にはセンタースタンドを付けているが、キッズ用フリーライドバイクとしてかなり力を入れて作ったDeuceには付けたくなかったのである。まあ、Deuceはフレームの作りが個性的で、一般的なスタンドは付けられないという理由もあるんだけど。

 しかし第二子はスタンドに対して強い要望を持っているようで、これ以上「この自転車にはスタンドは合わん」と言うのも辛い状況になってきた。信念も大事だが時代に合わせて変化することも同じように大事なのだ。第一線を退いたレーサーが街乗り用にデチューンされた姿も素敵ではないか。そういえば『汚れた英雄』(小説の方)にもBSAかなにかのレーサーにフラットハンドルを付けて街乗り用にしたバイクが出てきていたな。

 そんなこんなで、合うスタンドを探してきた。リアのクイックシャフトの所に装着する簡易的なものだが、立派に立つ(当たり前か)。跳ね上げる時は後ろだけでなく前側にも上げることが出来るので、目立たなくて格好いいし集団走行の時も安心だ(スタンドが付いている自転車と集団走行すると、前車のスタンドと後輪の間に前輪が入りそうでおっかないのだ)。

 個人的にはやや寂しいチューニングとなったが、本人は喜んでいる。これでいいのだろう。そろそろ子供の事は自分でやらせて、自分自身のことに再び注力する時期になってきている。

2009年1月24日  

ETRTO 355

 友人からルノーの折りたたみ自転車をもらった。カングーを買ったときにもらった販促物らしい。タイヤがゆるめ・・・というと変な表現だが、空気圧を高めにするとタイヤがリムからはずれてきてしまう。一つ上のサイズのタイヤを間違って履いてしまっているかのような雰囲気だった。

 履いているタイヤは18×1.5だった。昔のランドナーでよく使っていた26×1・3/8(650A)や26×1・1/2(650B)と、最近のMTBの26×1.75などとの違いは一応知っているので、リム側にも何か手がかりになるものはないかと見てみると・・・貼ってあるシールに「355-16」と書かれている。これを元にネットでいろいろ検索してみると・・・どうやら「ETRTO」という規格が一番分かりやすい規格と言うか数字と言うか・・・なんですな。355は18×1.5(40-355)~18×1.90(47-355)あたりの数字だから、リムもタイヤも合っているようだ(ただ-16が何の意味なのかは分からない・・・)。ではなぜ空気を入れると外れてしまうのだろう。

 とりあえず手軽に試せて安い方から替えてみるかということで、タイヤを買いに行ってみる。近所の大型自転車店を見てみたが1.5は在庫無し。他の用事で寄ったスーパーマーケットの中の自転車店でタイヤを見てみたら18×1.75がある。店員さんが声をかけてくれて状況を説明したところ、空気が抜けた状態で長年放置するとそういうことがあるとのこと。たぶんそれだ、と思い2本購入した。ずっしりと重い実用車用の安タイヤだが、足代わり用だからこれで十分だろう。

 早速装着してみる。空気圧を上げるとやはり外れ気味になってしまったが、一度外してリムの中を拭き、ビードの様子を見ながら丁寧に空気を入れていったところ落ち着いてくれたようだ。リムの精度とかタイヤの相性もあるのかな。

 今回の件で収穫だったのはETRTOという規格を勉強できたことと、スーパーマーケットの中の自転車店が見かけによらず詳しいということだった。高い部品を売りつけられそうになることもなく、安心できそうだったな。

 実はタイヤ探しで多摩川沿いにある大型有名店にも行ってみた。展示品の18インチホイールに「355-16」と表記があるのを見て質問してみたのだが、レジ番の若い店員はETRTOと言っても通じず、奥から出てきた詳しそうな店員さんは「おい、これ間違ってるから18に直しておいて」と指示しつつ、ワシには16インチのタイヤを買うように教えてくれた。355だから18インチなことは間違いないはずで、うしろの「-16」の意味を知りたくて質問したのだったが、いつのまにかワシは16インチのリムに18インチタイヤを履こうとしたシロートということになっているらしい(笑)。面倒になったワシは適当に話を合わせ、何も買わずに出てきたのであった。

 大型店で在庫が沢山あると言ってもネットショップの商品リストにはかなわないし、間違った商品を勧めるようでは逆にマイナスなわけで。今までは大型店の優位性ばかりに目が行ってしまっていたが、これからは大型店でもダメなものはダメなのだと考えておこう。まあ当たり前ですな。

2008年11月16日  

イメージ

 ママチャリを買うときにメーカーを確認して「ここなら安心」と考える人はいまどれぐらいいるんだろうな。どこのメーカーのものを買うかよりも「地元の長く続いている店で売っているものを買う」とか「スーパーやホームセンターでとにかく安い物を買う」などの買い方の方が主流になっているように感じる。ワシがもし買うならブリヂストンかミヤタがいいなあと思うが、それは幼少時にその2社の自転車によく乗っていたからかもしれない。

 これが電動アシスト自転車になるとちょっと変わって、ブリヂストンとかミヤタよりもパナソニックやサンヨーの方がいいのかなと思えてくる。ある程度ちゃんとしたメーカーの自転車ならフレームはしっかりしているだろう(やや怪しいが・・・)しギアはどうせシマノだろうから、モーターやバッテリーの持ちの方への興味が強くなる。すると自転車メーカーよりも電池やモーターに強そうなイメージのところの方が安心かなと思えてくる(実際に安心できるかどうかは分からなくて、単にイメージだが)。

 初期の頃はホンダやヤマハのイメージが強かった。ワシも昔、親にホンダのラクーンを勧めたことがある。この分野はヤマハが開拓し、当初首位だったけれども今はパナソニックが1位らしい。ホンダは電動アシスト自転車からは撤退してしまったようだな。

 自動車でも似たようなことが起こるのかな。今自動車メーカーが消費者に与えているイメージはガソリン車やディーゼル車やハイブリッド車のイメージでしかなく、将来別の駆動力がメインになったときはそっちが得意なメーカーの方が良さそうと思えたりする時代が来るのだろうか。まあ自動車は自転車と違って認可だの認定だのとクリアしなくてはならないことが多そうなので、自転車のようにガラリと変わってしまうようなことはないのかもしれないが・・・

2008年9月 6日  

MTB

 第一子の自転車の部品調達で久しぶりに自転車屋に行った。ガソリン高が影響しているのだろうか、若いカップルがけっこう来ていた。クロスバイクというのか、細い700Cのスリックタイヤを履いたMTBとロードの中間のような自転車が売れ筋のようだ。実は我々も26*1.25のスリックタイヤを購入しに行ったのだった。あれほど盛り上がっていたダウンヒルやフリーライドはあまり見かけなかったな。ダウンヒル用の26*3.0タイヤが安売りされていたのが寂しかった。

 初めてMTBに乗ったのは約20年前。あの頃は26*1.95とか26*2.1なんてタイヤだったような。乗って「タイヤが太くて重い」とは感じたが、それよりも太いタイヤの格好良さや安心感の方が上回っていた。1.25のスリックタイヤを初めて見たときは非常に心細く見え、自分であれに乗るなんてイメージはとても湧かなかったものだが、月日が経ったり、周りにそういうのが増えてくると見慣れるのだろうか。

 MTBで山を走りたいという気持ちもあまり湧いてこなくなり、自分用もスリックタイヤがいいなと思い始めている。26で1.25だとちょっと外径が小さく感じるから700Cがいいのかもしれないな。でも実際に買うときには「やっぱりオフロードに行くときのことも考えて」などと迷いながら1.5あたりのオールラウンドタイヤを探してしまうのかもしれない。

2008年7月26日  

自転車屋

 ひょんな事から自転車がまた一台増えた。しばらく放置されていた自転車なので軽く整備しておこうと思い空気を入れていたら入れすぎてバーストさせてしまった。すぐに近所の自転車屋(安売りと掘り出し物で有名。一応全国区)に行きチューブを買おうとしたが・・・ない。18*1.5という普通は使われないサイズだが、BD-1など有名なフォールディングバイクで使われているサイズなのでチューブの在庫はあってもいいはずだ。その店でもチューブ・タイヤは在庫が無かったが、完成車でそのサイズを使っている自転車の在庫はいくつかあったようだし、交換・グレードアップ用のホイールは在庫があった。「頼んでおきます」と言われたので一週間待つかと思いそのまま店を出た。これが先週のことだった。

 今日行ってみると相変わらず在庫無し。「あー、まだ入ってないですねえ・・・ごめんなさい」とのことで、たぶん発注を忘れていたのだろう。今回のこの件ではここの店に頼るのは断念。BD-1用のグッズが置いてありそうな自転車屋のリストを頭の中で作成してみるが、どうしても往復20km以上の移動距離になってしまう。ガソリン高の今日、用事一件だけでは20km移動する気になれないのである。ちょうど昨日からららぽーと横浜に自転車屋が出来ているという話しだし、東急ハンズもあるからひょっとしたら在庫あるかな・・・と思いつつ、とりあえず近所の大型自転車店に行ってみる。気が付けば電車で1駅分の範囲内に大型自転車店が3、4軒ある。2軒目で在庫を見つけ、予備分も含めて2本購入。ガソリン消費が最低限で済んだのが嬉しい。

 以前は「自転車屋対ホームセンター」という感じだったが、最近はホームセンターはやや弱くなって大型自転車店の勢力が強くなっているようだ。大型スーパーマーケットの1Fに自転車屋が入っているなんてパターンも多くなった。かと思うと家の近所のスーパーマーケット(コンビニがやや大きくなったような店舗)でも自転車を扱い出した。「自転車は家から2km以内の移動用」と考え、買うのもその範囲内でと思っている人が多いのかもしれないな。

           
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