【ダートライディング】のブログ記事

2009年10月31日  

海外ツーリング展

20091031.jpg 神楽坂で行われた「海外ツーリング展」に行ってみる。主催者の一人、F君は高校の同級生。写真部で知り合い、部活や自転車遊び、旅行やバイクなどで高校時代の大半を一緒に過ごした。原付の免許を一緒に取りに行ったりもしたな。

 ワシは当初オンロードの方だったが、オフロードバイクに興味が出たのはF君の影響が大きい(もっともその前から自転車ではオフロード遊びをやっていたけど)。丸山健二とかKTMも彼経由で知ったんだったかな。初めての林道ツーリングは彼が空冷ハスラー50、ワシはゴリラだった。そういえば初めてKTMを買ったときも、F君・S君と一緒に買いに行ったんだったな。3台いっぺんに売れて、西山さん喜んでいたなあ。

 ワシも彼ももともとはツーリングライダーだった。そのうちツーリング先でのオフロード走行が熱を帯びてエンデューロの世界をのぞくまで行った。彼はその後モトクロスまで行ったんだっけ。怪我とかマシンの故障とかいろいろあって、彼はツーリングの世界に戻った。ワシも横型エンジンの世界に戻り、今はカブに乗っている。

 F君や奥さんのもんがぁ~さんに久しぶりに会えたのもうれしかったが、一番うれしかったのはF君のご両親に会えたことだったな。第三子を見て「立派にお父さんしてるじゃないの」と言われた。第一子と第二子も連れて行ったら良かったなとちょっとだけ思った。

2009年7月 4日  

イチ、ニ、イチ、ニ

 午前中はFREERIDE magazineを買いに本屋まで。雑誌発売日にワクワクして本屋に行くなんて物凄く久しぶりだ。自転車で行こうかと思ったが時間がなくなってきたのでカブで行った。でもバイク雑誌はバイクに乗って買いに行くのが正しいような気がする。帰りの道は行きよりも楽しかった。カブで行って正解だった。

 午後は第三子と、ヤマダ電機まで片道5kmほどのサイクリング。後ろから「ギア3」「ギア2」などとアドバイスしながら、車が来ない道を探してのんびりと走っていた。やがて上り坂になり、リズミカルにこがせようと

「ほら、クルクルこいで。イチ、ニ、イチ、ニ」

と声をかけたら、第三子はなんとギアを1速→2速→1速→2速と器用に変速した。すまん第三子よ、ワシがあいまいな声をかけたのが悪かった。

 

2009年6月11日  

EVその3

 更にEVネタは続く。

ノジマ、電動スクーターを販売 家電量販店では初めて (NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090611AT2F1100O11062009.html

 ヤマダ電機やヨドバシカメラ・ビックカメラもきっと追従するだろうなあ。ヤマダ電機はダイクマを取得しているからスクーター販売のノウハウも多少は持っているんだろうし、今でも自動車用品コーナーを作ったりしているもんな。ヤマダ電機1F駐車場の入り口横に充電コーナーが作られ、「当店でお買上の電動バイクは充電ポイントが倍」なんてことになったらどうなるかな。

 ワシは「カメラはカメラ屋で買う」という考えを持っているが、家電をカメラ屋で買うことはもう何の抵抗も感じなくなった。カメラに特別な思い入れが無い人や、ヨドバシやビックが近くに無い人にとっては、家電量販店でカメラを買うのはごく普通のことだろう。さてさて、電動バイクはバイク屋で買うモノか、それとも家電量販店やカメラ屋で買うモノか・・・どんな時代がやってくるのだろうか。

 ダーヌポで紹介されていた電動モトクロッサーの走行シーン。KTMも電動マシンのテストをやっているって以前紹介されていた。紹介記事の中の

でもみんなこれになったら発電機だらけになってパドックはうるさそうだなー。あ、コースに充電小屋みたいなのができるのかな。

が面白い。深夜電力で充電したバッテリーを持ってこないと総合的な改善にはならないのかも。

 ただ、現時点でも「走行音の低さ」は非常に魅力的だ。騒音問題に悩むコースは多そうだけど、それが一気に解決しそうだもんな(パドック内の騒音問題が起きるのか・・・)。「充電待ちの人は水まき手伝って~」でホコリ問題も解決か??

 MXやエンデューロ経験者でMTBのダウンヒルもやったことがある人はご存知だと思うが、MTBで山を下る時はオートバイでは聞こえにくい自然の音がたくさん飛び込んでくる。土を踏むときのザクザクという音、小枝を踏んでパキッと折れる音、枯れ葉を踏んだ時のカサカサという音、風が吹いたときのサワサワッという音・・・大好きなエンデューロマシンの排気音が聞こえなくなるのは寂しいが、あの自然の音を聞きながらオートバイに乗れるというのは素敵なことだな。

2009年5月18日  

80cc

 KTM80ENDURO(1990)について問い合わせのメールを頂き、当時の資料を見ているうちにいろんなことを思い出した。

 自分では買ったり乗ったりしたことは無いが、店の前でエンジンを掛けさせてもらったことはある。自分の250と同じように「ボバーン、ボバーン」とレーシング(空ぶかし)していたら、「違うよ、もっと、こう」と言われ「ビイイイイイイイーーーン、ビイイイイイイイーーーン」とエンジンが唸りをあげたこととか、外車エンデューロで那須の山中に図太い2ストローク音が響く中、一台だけ甲高い音を出しながら軽やかにガレ場を駆け抜けていったり・・・とか。

 そのライダーは日高で一緒に水没した人で「日高で水没してアクエリアスを分けてもらいませんでした?」「おおー、あのときの!」なんて感じで嬉しい再会が実現できたりもしたな。

 昔は80ccフルサイズのクラスがあったそうで、アルミタンクのtmが印象的でしたな(雑誌で見ただけだけど)。ラリー・ロスラーがKX125に80エンジンを積んだスペシャルマシンでISDEに出て「カワサキは80から500まで揃っているからネ」なんて言ってたけど、80はちょっと違うじゃんって思ったな。

 80ccラージやスモールの車体に4スト125とか200位のエンジンを積むのが流行ったみたいだけど、ワシは逆にフルサイズのマシンに4スト200位の穏やかなエンジンを載せたのでゆったりとダートを流してみたい。でも乗ったらすぐ飽きちゃうのかもな(笑)。

2009年4月 4日  

体が覚えていた

 スーパーカブのミッションといえばロータリーと呼ばれる「N→1→2→3→Nに戻る」を思い浮かべる方も多いだろうが、現在ロータリーと表記されているのはプレスカブと呼ばれる新聞配達用だけで、他のカブは「3段リターン」または「4段リターン」と表記されている。これは、基本的にはロータリーなんだけど、停止中のみトップギアからNに入るよう安全装置が組み込まれていて走行中は3または4からNには行かないから「リターン」と表示されているらしい。

 確かに、走ってる最中にシフトアップするつもりでトップからNに行ったりしたら怖いもんな。カブ90は3速しかなくて、「もう一速アップ」と思って踏んだけどもうギアがなかったなんてことは何度も起きる。プレスカブはきっとあえてその技を使いこなす達人たちが使うバイクなんだろうな。

 で、カタログ上はリターンとはいえ、普通のバイクの「1・N・2・3・4・5」とは違って「N・1・2・3」なのである。普通のバイクだったら『Nから踏み込めば1、足の甲でかき上げると2(半分かき上げればN)、あとはずっとかき上げて3からトップまで』という動作だが、カブ90の場合は『最初はN、踏み込んで1、もう一回踏み込んで2、もう一回踏み込んで3』なんですな。ちなみにカブの場合シフトダウンは足の甲ででかき上げるんじゃなくて、後ろ側をかかとで(またはつま先を後ろに移動して)踏む動作になる。最初は戸惑ったが、数時間で慣れた・・・つもりだった。

 特に何もすることのない土曜日、家族それぞれ思い思いのことをしているのでワシも自由行動をしようかと思い、カブでコーヒーを飲みに出かけた。2軒ハシゴしようかと思ったが軽く雨が降ってきたので1軒だけにし、家に向かってアクセルを開けた。土曜日の午後で雨が振り出したため道は混雑気味だった。渋滞を避けて川沿いの道を走った。

 さらに裏道に入り、舗装していない区間を通ることにした。数年に一回通る道だ。なんてことはない川沿いのフラットなダートだが、久しぶりに街をバイクで駆け抜ける快感に酔っていたワシの目には懐かしいオフロードのフィールドと同様に映った。カブに乗るときはカブらしく乗るようにしているが、このときばかりは久しぶりにステップの上に立ち、両腕で輪を作るようにしてグリップをやや外から持ち、アクセルの開け閉めをこまめに行いながらダート路面との対話を楽しむ。普段はニーグリップができず「カブ」ということを常時実感させられての運転だが、立ち上がってシートを足で挟み込んだ瞬間、乗っているバイクの銘柄なんてどうでもいい話になった。路面との対話だけに意識を集中した。

 至福の時間はほんの数十秒だったが、他の趣味での数時間分と同じぐらいの快感が脳内に広がったような気がする。90度ターンが目前になる。トラクションを保持しつつ減速する。

 モゴモゴモゴ・・・

 あれ? なぜモタつく??

 しかし、瞬時に気付いた。

「あ、これカブだ」

 無意識のうちにシフトダウンの動作をしていたようだ。で、カブなので逆に2速から3速にシフトアップしていた、というわけだ。改めてブレーキングとシフトダウンを行い、十分に減速してから右にターン。ダートを抜けて舗装路に戻った。

 本来ならカブの運転をミスったことで反省しなければならないのだろうが、ワシは体がダートバイクの操縦を覚えていたことがとても嬉しかったのだった。

 先日、第二子の部活で使う卓球のラケットを買いに行った。入部してそろそろ1年、「最初は1000円のラケットでいい」と顧問の先生から言われていたのでその通りにしていたのだが、早い子は1週間で次のラケットを持ってきたりしていたそう。「そろそろ次のが欲しい」と言われ、まあ1年間頑張ったようだし、進級祝いにしようかなと思ったのだった。

 以前から運動用具はアメリカ系の大手スポーツ用品店を利用していて、最初のラケットもそこで買ったものだった。たいていのスポーツの道具が一通り揃っていて、そこのカードで買い物をすれば割引もされる。だから次もそこで買えばいいかなと思っていた。ところが第二子は先生や先輩から教えられたショップに行きたいと言う。ワシが中学生の頃からある店で、懐かしい名前だった。まだあるんだなああのショップ・・・と思いつつ行ってみると・・・やはり無いじゃないか。どうやら一つ隣の駅にある本店の方に統合されたらしい。「店の名前だけじゃなくて場所も聞いておけ」と怒りながらもう一駅進む。

 行ってみると・・・今までの大手スポーツ店の在庫など問題にならないぐらいの種類と量。数十種類のラケットが壁一面に積んであり(並べてじゃなくて横に積んであるのだ)、しかもそれがすべてシェイクハンドだった。柱の向こうには同じぐらいの数のペン型が、そして更に向こうには同じぐらいの数の中国式ペンがあった。親切・丁寧に接してくれる店員さんは現役の卓球選手らしく、以前は同じように部活にいそしむお客さんだったらしい。ラバー選択のアドバイスをしてもらった。

 大型店は見かけの派手さばかり・・・他の趣味では何度も経験していることだが、スポーツ用品店でもそうだったんですな。小型店でも得意分野に特化すれば大型店とも戦っていけるんですな。本当に必要なものはなになのか、スポーツ専門店といいながら実はスーパーマーケットのスポーツコーナーに毛が生えた程度だったのでは・・・などなど、改めて考えるきっかけになった。まあ、今まではサッカー関係の買い物が多かったからそこで十分揃うってのもあったんだけどな。

 そういえばエンデューロバイクなんかもそうだよな。大きい店で見かけは在庫が沢山あっても、よく見たら全部街乗り用でレーサーは取り寄せとか、イメージ作り用に一台置いてあるけど誰も乗れないとか。バイク屋といいつつ実はアパレルショップみたいな所もあるようだし。

 今回もいい勉強になりました。

2009年3月 1日  

FR-DAY 1000.8

 FR-DAY1000.8の日。トランポは壊れているし半年以上走っていないしで走る方は早々にあきらめていたが、見学だけでもいいかなと思っていた。

 しかし、朝起きたら天気がイマイチ。クルマに乗り込もうとすると雨が降り出したのであきらめて家に戻った。もともと土砂降りとか泥沼の中ばかり好んで走っていたので、自分が走るんなら雨でも何でも構わない(速い遅いは別にして)のだが、見学だけでわざわざ雨に濡れてまで行かなくてもいいだろうと思ったのだった。

 でもこの程度の雨で出かけるのをやめるのも悔しいし、今日一日はどこに行っても走っているライダー達の姿を想像してしまいそうだ。やはり思い切って行くことにした。

20090301a.jpg

20090301b.jpg

20090301c.jpg

20090301d.jpg

 木更津のコースは初めてだが、アクアラインを使えば近くてあっという間だ。小湊よりもだいぶ行きやすい。本降りになってシャバシャバになったコースは昔走ったしどきを思い出してなんだか楽しかったな。モンドモトの市川さんや愛知の中嶋さんとお話しをしたり、普段ブログ等を読んで応援している小菅選手や吉川選手も見て撮影することが出来たし、ベントラネットに来ていただいたことがある佐野さんとも挨拶が出来た。三上さんはお忙しそうだったので遠くから眺めるだけだったけど。そうそう、twitter仲間(?)のdaikimuraさんともお会いできた。楽しかった。

 14時ちょっと過ぎまで見物して早めに上がり、スタバ木更津店でコーヒーと遅めの軽昼食。さっきまでのオフロードコースとはまったく別のいつもの休日を楽しむ普通のシーンが目の前にあって、ギャップにややクラクラする。遠い世界だと思い込んでいたけど、割とすぐ近くにあるんだよな。今までよりも強く「また向こう側に行きたいな」と思った。行けそうだ、と思えたな。

http://www.leftkick.com/20090301fr/
http://www.flickr.com/photos/leftkick/

 去年あたりから当家では『のだめ』がブームになった。きっかけはCATVで流れていたアニメだったな。「ガリ寿司」が面白いとかで見させられた。

 同じ頃に技術系サイトのBBSでなぜか『のだめ』が話題になった。理系の人々が集いハイレベルの技術論が飛び交うBBSで真剣に語られる『のだめ』の話を読んでいて、興味が深くなったのだった。年末の旅行中に本屋に全巻山積みされているのを見て大人買いしそうになったが、旅行中は何かと気が大きくなっているので我慢することにした。まあ、普通の人は旅行中にマンガの大人買い(今のところ21巻まで発行されている)はしないよな。積載能力に優れたクルマを持っていると感覚がおかしくなってイケマセンな。

 で、旅行から帰っても熱が下がらないようなので購入を開始。先日コンプリートした。内容は有名だしテレビでもやったからまあいいとして、ワシ的に非常に重いセリフがいくつか印象に残っている。

「でも・・・・・今ここで泣いてるヒマあったら練習しようと思わない奴はダメなんじゃないの? すでに」(3巻 P.69)

「いいえ! 軽くなんて・・・・・そんな練習ないんです! わたし」(6巻 P.75)

「負けるために・・・・・コンクールに出る人なんているんですか?」(8巻 P.88)

 学生時代の自分のことや、休日を全て趣味に注ぐ友人・知人のこと、仕事としてやっているプロのこと・・・いろいろと思いを巡らせたのであった。

 そして、三木清良ですなw

           
1 2 3 4 5
   
Powered by Movable Type 4.22-ja