【Computing】のブログ記事

2008年1月24日  

セールストーク

 動きがおかしい(特定の拠点で動かない)プログラムがあるというので調べてみた。「カレンダーマスター」という、見覚えのないファイルが使われている。ワシが一時担当を離れているときに外注(害虫)業者が作ったものらしい。そのファイルの置き場所が悪くて動作しなかったようだ(置き場所が悪いのはワシ側の責任)。移動させれば解決かなと思いつつ、この害虫の作ったシステムには過去何度も笑わされているので中身も調べてみる。

 20000101から始まって2010年あたりまでの営業日と、20000101からの経過日数が登録してあるようだ。本当なら営業日だけを登録するのだろうが、とりあえず全日を登録してある様子だ。ということで、このファイルはまったく意味がなく手間だけ食っているファイルということになる。あの害虫が作ったシステムやツールはすべてこうだったなあと思い出しつつ、データが2010年までしか登録されていないからこの先の分も作っておこうと思いいったんPCにダウンロードする。エクセルにコンバートして2050年あたりまでたっぷりと(無駄に)データを作成し、作業エリアにアップロードしてみる。あっさりと完了。でも、新しい置き場所に移動する前に念のためにもう一回チェック・・・とスクロールしながら眺めていたら、何かが妙だ。

20501116 9999
20501117 9999
20501118 9999
20501119 9999
20501120 9999

 なんで9999がたくさん並んで・・・と思いつつエクセルのデータをチェックしてみると、そんなデータはどこにもない。「もしや」と思いファイル設計を見てみると・・・経過日数フィールドが4桁だった。データコンバートツールは5桁以上を9999に変換して流し込んでくれたらしい。2000年1月1日からの経過日数が4桁しか計算できないということは、この害虫が作るシステムやツールは2027年5月17日までしか動かないのだろうか。

 これじゃ2000年問題とまったく同じだよな。そういえば2000年問題の話しが出たときに、自信たっぷりに「当社のシステムは完璧に対応しています」などと言っていたけど、やはりあれはセールストークだったようだ。口ではなんとでも言えるからなあ。

 で、今契約している業者さんに連絡して対応を検討。「たぶんどこかのパッケージから取ってきたんでしょうねえ・・・」と苦笑しつつ、このファイルは使わないように修正。今回問題になったプログラムだけでなく、他のプログラムも全チェック。馬刺と温泉は素晴らしいんだけどなあ・・・今回も楽しませてもらった。
2008年1月23日  

シミュレーター

 PCのソフトウェアシミュレーターのデモを見る。最初は「マニュアル作りに便利」などと言われていて、それぐらいなら別に・・・とあまり興味がなかったが、見ているうちに「これからはシミュレーターか」と思うようになった。まだ買わないけどな。

 そういえばパイロットさんもシミュレーターで訓練しているそうで、実機に乗って滑走路端まで来たときに「シミュレーターと同じだ」と言ったなんて話しを読んだことがある。機種移行訓練も大部分をシミュレーターでやるようで、実機で客を乗せずに訓練なんてことはやっていないようだ。シミュレーターの性能が良ければその方が安全だし燃料も使わないし、いろんな状況で訓練できるだろうからなあ。

 関係ないけど、よく「シュミレーター」という表記も目にしますな。「シムシティ」なんてゲームもありましたな。「シュミシティ」っていう人はいませんな。

2008年1月21日  

被リンクチェック

 被リンクチェックというのを知ったので日中色々試していた。googleでも似たようなことは出来るけど、こっちの方が分かりやすい感じだな。

 で、勤務先のサイトの非リンク状況をチェックしていたら、全く関係なさそうな人材派遣会社から「顧客先」(変な言葉だけど)としてリンクされているのを発見。700km程離れた県の会社だから無関係なはずなんだけど、ワシの勤務先に人材を派遣していると載せている。どうやら地元の取引先のリンクを張ろうとして、間違えて他県の同名他社をリンクしてしまっている様子だ。

 やんわりと「~なので訂正をお願いします」とメールを出してみた。しばらく様子を見てみたが返事は来ない。サイトをリロードしてみるとリンクはこっそりと消されていたが、その後何時間経っても返事は来なかった。こっそり直して後は無視とは恐れ入った。これからはこれ位じゃないと生きていけないのかもなー。

2007年12月26日  

ディスク増設

 28日午後が職場の大掃除。明日は請求作業で忙しいので大きなモノを片づけるのは今日やらないと・・・ということでやってみる。一番の大物は17インチCRT2台。思い入れのあるEIZO製でまだまだ使えるものだが、今時はCRTというだけで誰も欲しがらない。やや裏技的に処分。

 昔大阪のサーバーで使っていた40GBのディスクが出てきたので、慢性的容量不足の自分用のPC(約10GB)につけてみた。大阪ではSCSIに変換して使っていたので、アダプタを外してIDEに戻しつないでみる。無事認識するがデータは読めないのでFDISKの後フォーマット。データのいくつかをこっちに移し、Cドライブの空きが1GB近くなったところで作業終了とした。余りモンの部品でパフォーマンスが上がるのは嬉しいものだ。

2007年12月21日  

オペコン

 大阪出張中、新しく設置したi5(AS/400)用のオペレーションコンソール(オペコン)設置で小トラブルがあったのでメモしておく。

 今回はコストをギリギリまで絞ったため、オペコン用のPCは当方で用意する約束。当初「PCは何でもいいですよ」とのことで使い古したけど程度のいいIBM Netvista(Windows98)を送っておいたが、オペコンのインストールで跳ねられてしまった。とりあえず業者さん手持ちのノートPC(W2Kが入ったThinkPad)で作業を続ける。

 そういえばLANポートの調子が怪しいWindows2000のPC(プリンターで有名なE社製デスクトップPC)が1台余ってるなあと思い出し、東京に電話して至急大阪に送ってもらう。オペコンはシリアルポートで接続するからLANポートは無関係だしな。で、今日の朝からそのPCを設定。インストールはアッサリと終了。つないでみるが・・・つながらない。COM1で送信はしているものの受信する気配がまったくない。再インストールしても駄目。BIOS設定を確認したりいじったりしても駄目。

 業者さんは手持ちのWindows2000ノートを当分無償貸し出しで置いていくと言ってくれたが、それでも後日入れ替えて動作確認するのは手間だ。出来れば今日の午前中に終わらせたい。こういう時にはメーカーを合わせてみるのがいいと思い、来年から来る新人用に取っておいたIBM Netvistaで再チャレンジ。するとあっさりつながる。今時メーカーチェックなんかはしていないだろうから、この個体またはシリーズの不具合だったのかな。またはIBMならではの独自仕様かなにかあるのだろうか。

 i5のオペコンにはIBMのPCが無難なようだ。こういう場合、業者さんは「なんでもいい」と言いつつも無意識のうちにIBMのPCを選ぶし、社内担当者のワシも無意識のうちにIBMで選んでいたが、98で跳ねられた後はOSのバージョンの方に意識が行ってしまっていた。「IBMなら大丈夫」という訳ではなく、要のPCや特殊な運用をする所ではメーカーを揃えた方が無難ということなんだろうな。

 ホッとしながら横を見ると、見慣れない別のNetvistaがある。数ヶ月前に退職した社員のPCを現地スタッフが片づけてくれていたらしい。このPCの方がスペックが低く、また今後使用する予定もないとのことでオペコン用に最適だ。業者さんも快く引き受けてくれて、こっちをオペコン用にした。これもあっさりつながった。トラブったE社PCは保守契約発動で別のPCに交換してもらえることになった。本社でまた誰かのクライントPCになりコキ使われることになるだろう。

2007年12月19日  

メモリ

 初めてDOS/Vマシン(死語か・・・)を買ったときはまだ30pinのメモリを4枚一組でセットする時代だった。メモリ工場で爆発事故が起き、ただでさえ安くないメモリが更に高くなった頃だった。PCが大体40万円(それでも安くなって狂喜していた)、そのうちの3割以上(下手すれば半分近く)がメモリ代だったような。で、今からふり返ると笑ってしまうようなたった16MBだった。Windows3.0とか3.1の時代、実際の業務やパソコン通信などはまだまだDOSでやっていた頃である。

 そんな頃に苦労してメモリを買ったり足したりしていた影響だろうか、今でもメモリは高級品でもったいないモノという意識が強い。なので、メモリを1GB積まないと快適に動かないWindowsXPより、128MBや256MBで快適に動くWindows98の方が大好きだ。今でも会社の仕事は98でやっている。今はメモリも安くなったのでほんの数千円の差だが、100人分で考えると数十万円の差になるからな。流石に自分以外にはもう98は勧めていないが、それでも256MBや512MBで快適に動くWindows2000の方が「いいOS」だと思っている。Vistaなんて論外。Vistaだと2GB位メモリが欲しくなるものらしい。

 XPのパソコンが遅いと悩んでいる例を身近にいくつか見かけたが、みなメモリが当時標準の128MBだった。XPだと最低512MB、出来れば1GBあるといい。みな「買ったときはもう少し速かったのに、最近もの凄く遅くなった」と悩んでいるけど、買ったときからギリギリの遅さで、アンチウィルスソフトを入れたり更新したらさらに遅くなったんじゃないかな。私の周りではメモリを足すだけで済みそうな例ばかりだった。

2007年12月14日  

エクセル集計ツール

 エクセルで、カレンダー型というかひな壇型というか・・・縦横に無数に並んだ文字や数字があって、その中から何が何個あるのかを拾い出す作業を同僚たちがよくやっている。何十分もかけて手作業(目作業)でやっている。自分だったら

1)作業シートにデータをコピーする
2)縦一列に並べ替える
3)データ順に並べ替え
4)重複レコードをはじく
5)出来たデータでcountifをやる

という感じで作業するが、これを全部教えるのは時間がかかるので最後まで聞いてくれない。数人にcountif関数を教えたりもしたけど、結局どんなデータがあるのかは目で探すか、上のような作業をしなくてはならない。今までは全員がエクセルを覚えることが大事ではないかと思ってきたが、考え方を変えて、簡単に集計できるツールを作成してみた。

 作っているうちに別の要望も出てきたので追加機能も入れてみた。

名前,数量

という形のデータを1000行までsumifで集計するものだ。

20071214.png

 どちらもsheet1のデータを集計しsheet2に結果を書き込むが、書き込まれたときはsheet1に対して関数で集計を表示している状態になるので、あとで間違いが見つかった時も簡単に直せる。たぶんタイトル行や日付などの余計なデータも入って集計されるだろうから、要らないデータをいくつか消す必要が出てくるだろう。

 最初作り始めた時は「横はZ列(26列)まででいいだろ」などと甘く考え、全部式を手打ちして力業で処理していた。ところがサンプルデータ(実際にギョーカイに出回っている雛形データ)を入手してみたら、5ミリ方眼紙のようなデータで100列以上使われている。これは駄目だと思い、Loopする式に書き直して250列に対応したのだった。方眼紙はしばらく見たくないが、いい勉強になった。

the-shukei.xls(190KB)

2007年12月13日  

メモリ増設

 同僚(元ネットアイドル)が結婚を機にPCを買うとのことで、某社のノートPCを紹介した。高いイメージがするブランドだが、Officeパーソナル付で10万円ちょっとだった。安くなったものだ。

 あまりに安いせいか一時的に品切れになったようで、増設メモリだけ先に出荷されてしまい本体は一週間ほど遅れることになった。いったん自分のところに入れさせてセットアップしてから納入したかったが、今回は経費と時間を節約するためメーカー直送にした。年賀状の都合もあるからな。

 納期がずれる旨は発注の後に連絡をもらった。一抹の不安を覚えたが特に文句は言わなかった。ダイレクト販売の特価品はよく品切れになる。発注したのに数時間後に品切れで断られたこともある。しかし今回はメモリだけ先に出荷すると言う。ということは本体も必ず出荷するという意気込みなのだろう。万一外れても、メモリを“人質”にすれば交渉しやすい。カード決済だったので決済の順序だけ確認し「出荷されたものから決済される」ことを確認して了承した。これがたしか先々週のことだった。

 メモリも本体も順調に納品され一件落着と思っていたが、まだメモリ増設をしていないとのこと。やるなら早いほうがいい、目覚まし時計の裏蓋を開けて電池を入れるようなものだから・・・と勇気づけておいた。やや心配ではあったがまあ大丈夫だろうと思っていた。

 そして今朝、会社に行くかと携帯を取り画面を見るとメールが届いている、「壊れた」と悲鳴のようなメールが。時刻は草木も眠る丑三つ時。ワシも眠っていた。

 昼休みに電話でサポート(拠点間は無料で通話できるようにしてあるのでこういうときは非常に便利だ)してみたが、メモリ増設をする前にパームレストの取り外しがまずうまく行かなかったらしい。現物を前にすれば鼻歌交じりで出来ることなのだが、買ったばかりのPCが壊れてパニクっている女性を電話で遠隔操作しながら作業し、その報告を聞きながらトラブルシューティングするのは非常に難しい。ドライバーを使うときは押す力を7で回す力を3だとか、メモリの抜き差しだけでそうそうは壊れないからなどといろんなことを話しながら進めていく。なんとかパームレストは外れた。ネジ4本の中の1箇所はナット側を壊してしまっているようだ。まあ1本ぐらい大丈夫だろう。

 スロットが2個でメモリも2枚。最初についていたメモリだけにして起動してもらったが

ピー、ピーピーピー、ピーピーピー、ピー

と物凄い警告音が出る。スロットを変えても出る。他に出来そうなこともないのでもう一回抜き、斜めに挿し入れてやや強めに押してから倒してセットしてもらった。さっきまでは「おばあちゃんに指圧するぐらいの強さ」でメモリを押せと説明していたが、「お母さんに指圧するぐらいに強くして」と指示を変えた。

 すると「動いた」との報告が。なるほど、どうやらメモリが奥まできちんと入っていなかったようだ。もう一枚も同じように入れてもらい、無事起動。パームレストもなんとか装着出来、起動してのチェックもOKでようやくミッション終了となった。

 長年PCに関わっていて、ノートだけでもかれこれ数十台セットアップやメンテをやっている。すっかり慣れっこになっていまい「3分で出来る」などと軽く言ってしまったが、そういうワシ自身もそういえば初めての時は緊張したなとか、タワーPCを初めて組み立てるときは一つ作業をするたびに本を2冊読み比べながらやったなとか・・・忘れていたことを思い出した。ワシらが何気なく使うドライバーも、一般の家庭にはなかったり、あってもサイズが合わなかったりするのは当たり前だしな。自分が慣れる・慣れないとは別に、アドバイスとして不適切なものだったかもしれないと反省しているのである。

               
Powered by Movable Type 4.22-ja