【Computing】のブログ記事

 自営業の人と一緒に仕事をしたり手伝ったりする機会が多く、いつも刺激を受けている。自分に対して厳しいルールを課しているように見えるがご本人にとっては「そんなの当たり前」らしい。「あともう少し稼働時間を増やしたい」とか「喰っていけるだけじゃ意味がない」とか、いつも沢山の刺激を頂いている。

 コンピューター屋さんは別にして、古いパソコンを大事に使う例が多いのも特徴だな。仕事の道具としてシビアに考えている。会社員にありがちな「あれちょうだい」「これちょうだい」「もっといいのちょうだい」がない。パソコンが自分の仕事にとって何をするための道具なのかを正確に理解し、コストとリターンを厳しくチェックしているようだ。

 学校の先生がWebの地図サービスに生徒の家を登録し、非公開にし忘れていたというミスが何度かあったようですな。「非公開にし忘れたことがミス」と思われているような気がするが、ワシは「個人情報を伴う公的な業務でそういうサービスを使うことがそもそも間違い」だと考える。

 もし、駅前に置いてある大きな地図がとても詳しくて便利で、しかもそこに誰でもなんでも書き留められるとする。「ここのラーメン美味しいよ」とか「ここから見る夕日は最高」とか書くとみんなで盛り上がって楽しいだろうな。で、そこに「1年1組 ○○太郎の家 東京都千代田区・・・」なんて書く馬鹿はいないよな? ましてや、学校の先生だったら絶対書かないよな?? 横にスーツ着たオッサンが立ってて「暗証番号を入れれば他の人には見えません」と言ったって、100%信用できるかどうか分からないって普通は思うよな??? Webサービスの地図も同じことなんだと思うけどなあ。

 PC・ネットの話しとしてなんとなくPCリテラシー(活用能力)ネタっぽく扱われているけど、リアルな世界に置き換えたらかなりのヤバさだと思うよ。

 非公開に設定したとしても、業者側のミスとかトラブルなどで公開されてしまう可能性がある(Amazonの書評事件なんてあったよね)。もしそうなっちゃっても「申し訳ございません」という言葉だけで済まされちゃうだろうな。そういえば某証券で漏洩事件なんてのもあったばかりですな。

 ワシだったら検索結果を印刷するとかキャプチャして画像で保管しておくとかして、Webサービス会社のデータとしては保管されないようにしておくなあ(それでも検索結果は残るけど)。たとえ自分が管理しているサーバーだとしてもWebサーバーには置かないな。

 百歩譲って、上の方から「非公開にすれば使っても良い」と言われたとしても、名前じゃなくて出席番号だけ入れておくとかして、他人が見ても何のリストだかわかりにくいようにするな。「便利だから」ってだけで何でもかんでも使っていいってもんじゃないと思うのだ。新規サービスだからってすぐに飛びつかず、用心して使い勝手を見る。大丈夫そうだと分かってから大丈夫な使い方で使えばいいのだ。

 または考え方を変えて、教員住所録をWebサービスで作成するってのもいいかもしれないな。災害などがあったときにすぐに対応できるし、不登校の先生(たくさんいるらしいね)への家庭訪問もやりやすくなって便利でいいかもしれないな。

2009年5月15日  

リカバリー

 請求書発行作業をしていたら予定外の得意先の請求書が2枚(1社2営業所分)出てきてしまったそうだ。締日を変更するのを忘れていたらしい。

 さてどうリカバリーするか。もちろん作業前のバックアップは取ってあるので、ファイル丸ごと元に戻してやり直す方法がこれまでは基本だった。今回はたった2件なので、請求データを集計しているファイルの中身を手で直してもいい。

 しばし検討(数秒だけど)し、今回は初めての方法でやってみることにした。

 まず間違った2レコードを消去、作業前バックアップの中から該当の2レコードだけをコピー、そしてマスターの締日変更。あとは間違って出てきた請求書の破棄。これで何も間違いが起きなかったことになる(実際にはもう少し細かい作業やチェックをしたが、おおまかに書くとこんな感じ)。

 データを全部戻してやり直すのは手間だし、業務がストップする時間が長くなる。今回はたった2件なので手で数字をチマチマ直すのが一番早いはずだが、あえて上記のやり方でやってみた。手作業で直すよりは数分余計にかかったが、営業所が数十ある大きな得意先で一斉に間違えたとしても今回のやり方ならほぼ同じ時間で作業出来るだろう。

 でもチェックの時間は件数分長くなるだろうな。間違えないのが一番なのは当たり前ですな。

2009年5月14日  

自動

 先日公開したデータの維持や更新をどうするか考え、いくつか試してみたがうまくいかない。何か手っ取り早い方法がないかと探してみたらエクセルが使えそうだったのでやってみた。

 まずはエクセルでWebからデータを引っ張ってこれることを確認。これをまずマクロにし、そのコードに手作業であれこれ追加していった。URL生成、取得、転記と作ってループするようにしてテスト。転記の後に消去を入れたらほぼ期待通りに動くようになった。あとはこれをたまに動かして、既存のデータと照合して更新していけばよさそうだ。

 エクセルでやっつけてしまうあたりが素人さを物語っているが、実際素人なのでしかたがないですな。

 エクセルのシグマボタンって、当初想定された機能とは別の使い方をされているような気がする。シグマボタンは「オートサム」と言う「自動で合計を出す」ボタンなのであるが、式を入れる時の「=」代わりに使われているケースが多い様な気がする・・・ワシの周りだけかな。

 ワシはエクセルの前のロータス123(の前のマルチプラン)から使っているので、シグマボタンってのは後から登場した便利なボタンっていうイメージを持っていて、合計を出すときにしか使っていない。別にそんなボタンが無くても式を直接入力して合計は出せるのだが、エクセルが主流になって以降に自己流で使い方を覚えた人は何でもかんでもシグマボタンを使っているケースが多く見受けられる・・・ワシの周りだけかな。

 たとえば、

=SUM(A1,A4)

とあって「A1からA4の合計を出してるなあ・・・あ、ちがうちがう、これ『A1+A4』だ」とびっくりするような感じですな。

 もっと凄いのになると、

=SUM(A1×1.05)

 (※ 掛け算の記号が * だと分かりにくいんで × で表示してあります)

なんてあったりして、合計出してるのか掛け算しているのか分からなくなることが多いですな。

 エクセル入門って、まず「=A1+B1」を覚え、次に「=sum(A1:B1)」を覚え、「同じ入れ方で=averageにすると平均が出ますよ」って感じで関数を覚えていくってのが普通だと思っていたのだが、シグマボタンがあまりに便利なので大半の用事がこれで済んでしまい、関数までたどり着かなくてもやって行けちゃうようですな。それで、エクセルって「複雑な計算は知らないけど、私は合計だけは出せる」って使っている人が多いようだ(しつこいけどワシの周りだけかな)。実際、長年エクセルを使っている人から「掛け算ってどうやるんですか」と聞かれたことがある。

 まあ、それ以前に「エクセルって計算も出来るんですね」と言われたこともあるんで、たいていのことは大丈夫だ。

2009年5月11日  

Wiiでインターネット

 先日、Wiiをインターネットに無線でつないだがうまく行かなくなったという相談を受けていろいろとアドバイスをしていたつもりだったが、WindowsXPのファイヤウォールの話しになったあたりで自分がイメージしているつなぎ方と違うなと思った。無線ルーターかアクセスポイントを使用しているのだろうと思い込んでいたが、「ソフトウェアルータ対応 USB2.0用 無線LAN子機」(簡単に言うと「無線親機モドキにもなるUSB無線子機」か?)をXPのノートパソコンに挿し、それを親機としてWiiをつないでいたらしい。最初はうまく行っていたが、ファイアウォールやウィルス対策ソフトの機能をオフにした方がいいという説明を読んで不安を覚え、また動作も不安定だったので別の方法にしたいとのことだった。

 「出来れば有線LANがいいよ」と言ったが、Wiiを有線LANでルーターにつないでもネットには繋がらないとどこかで読んだとのこと。いや出来るし、現に我が家でもやっているのだが・・・相談主もそう言いつつ「なら、なんで有線LANアダプターがあるんだろう」と疑問に思っていたらしい。いろいろ話しているうちに『WiiではPPPoEが出来ないので、ルーターの下にぶらさげないといけない』というのがうまく伝わっていないのかなという気がしてきた。

 PPPoEってのは超簡単に言うとプロバイダとユーザー名やパスワードなどのやりとりをしてネットに繋ぐ機能ですな。常時接続の初期の頃にインターネットを契約し、パソコン一台だけで使っている場合は「接続ツール」なんてアイコンをクリックし「OK」と押すと接続出来るなんて設定のところがあると思うが、そういう場合はWiiをただ有線でつないでもインターネットには繋がらない。パソコンが2台以上あって同時にインターネットが出来る状態になっていたり、パソコンは1台だけどひかり電話も同時に申し込んだなんて場合にはたいていルーターが設置されていて、ユーザー名やパスワードのやりとりはルーターがやってくれるので、Wiiや2台目以降のPCは簡単に繋がる可能性が高い(DHCPがオフになっていなければ大丈夫かな)。

 相談主はゲーム専用の無線親機を買い直す気になっていたらしいが、IP電話の絡みでルーターがレンタルされ設置されていることが確認できた(しかもワシが大好きなV110だった)ので「有線でも大丈夫だよ」とアドバイスした。決め手になったのはコンセントだった。「無線LAN親機を置くとコンセント一つ使って電気喰うよ。LANの機器類には電源スイッチはないから、スイッチ付きのOAタップを買ってきてWiiと連動するようにしておくといいよ」というアドバイスが決め手になって有線アダプターになったようですな。もうコンセントは全部埋まっていて、これ以上機器を増やしたくなかったらしい。もともと有線希望だったというのもあるし、ルーターとWiiがたまたま近くにあったのも材料になったのだろう。

 有線LANアダプターだと10BASE-Tになってしまうようで速度がやや足りない感じもするが、とりあえずやってみたいとか、たまにダウンロードする程度だったらこれで十分だろう。中途半端に無線LANを設定して誰かに侵入されたり、メインのPCのセキュリティが甘くなってウィルスにやられたりするよりはよっぽどマシだと思う。もちろん、少しでも速くとか、毎日2時間以上Wiiで通信やって過ごすなんて方には無線LANの方がいいだろう。

 こんな感じの説明や質問が何往復かしているうちに大体理解してもらえたようだった。PPPoEの他に、ルーターとモデムの区別が付いていなかったことなんかも原因になっていたようだ。無理もないよなあ・・・IP電話やひかり電話の設定がされたルーターなんて「これは設定済みだから触らないでください」と言われるに違いないし、そこにもう一台のPCやWiiをつないで使い放題になるなんてイメージ湧きにくいだろうしなあ。

 上記のやりとりのあと、早速有線LANアダプターを買ってすぐに接続に成功したらしい。更にこれをきっかけに家庭内ネットワークの意識が生まれてきたようで、古いノートPCを台所に設置してレシピサイトを見ながら料理し出来上がったらTwitterで報告・・・なんて使い方を編み出したようだ。なかなかやるもんですな。

2009年5月 5日  

あっさり交換が吉

 無線LANの設定でヘルプコールがあり、電話では無理そうだったので現地に行ってみる。有線部分はあっさり繋がったが無線部分は電波を拾ったり拾わなかったりで設定のしようがない感じ。結局機器交換。

 家庭用のルーター類が3~4年経ってトラブった場合は、あれこれ設定しようとせずあっさり交換した方がいいのかもしれないなあ。

 スターバックスのレシートに「#730」などと番号が書いてあるのをご存知だろうか。これは店番号とか店舗コードとか呼ばれているもので、一店ごとに固有の番号がついている。開店順じゃなくて契約順に付与されていくらしい。2000番台はライセンス店舗の番号で、後から2000番台に変更になった店舗もある。

 今まで行ったことがある店(まだ少ないが)のことを記録したりしているうちにある程度資料がまとまってきたので、技を駆使(笑)してデータにした。本家サイトの店舗検索でも店番号での検索が(インターネットの知識が少々ある人なら)出来るが、店番号を使った範囲検索が出来るサイトはないし、店番号の一覧が載っているサイトも無いようなので、そういった使い方が出来るデータベースを作成してみた。本家サイトでは閉店されるとデータは消されてしまうが、ここでは閉店情報も分かる限り載せているので思い出の店検索などでも役立つかもしれない。スタバ巡りの資料としてお役に立つこともあるだろう。

スターバックス店番号検索

 後日、店舗名を総点検する仕組みを作って実行した。5月現在の店舗名が取得できなかった店舗は閉店とし、営業中の店は最新の店名に入れ替えてある。スタバの店名って何度も変わっているところがけっこうある。入っているビルやショッピングセンターの名称変更の影響を受けることが多いようですな。

               
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