【クルマ・バイク】のブログ記事

2009年6月12日  

EVその4

 けっこう大事なことを忘れていたので続けてみる。

 原付(50cc)の国内出荷台数は電動アシスト自転車に抜かれたそうだ。ガソリン代が高騰したときにバイクに乗り換えたのは以前バイクに乗ったことがある人だけで、新規のユーザーは獲得できなかったのかもしれないな。

 数年前、原付登録の電動三輪車の販売をほんの若干だが手伝ったことがある。すぐに売れるかと思ったらなかなか出て行かず、最後は叩き売り状態になってしまっていた(売れた翌週に普通に引き合いが来たそうだが・・・)。売主さんは電動スクーターを扱っている大手の会社の人とも情報交換をしたようだが「電動スクーターはなかなか売れない」という話しだった。価格と、充電切れの時の不安感が原因じゃないかという話しだった。

 電動アシスト自転車はもともとが自転車だからペダルがついていて、充電切れでも家まで帰ることが出来る(重いけど)。加えて免許不要・ヘルメット不要・自賠責保険不要・税金0・電気代<ガソリン代・バイクより危なくなさそう・・・とくれば、特にバイクに思い入れが無くて、駅まで数km程度だったらこっちになっちゃうよなあ。

2009年6月11日  

EVその3

 更にEVネタは続く。

ノジマ、電動スクーターを販売 家電量販店では初めて (NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090611AT2F1100O11062009.html

 ヤマダ電機やヨドバシカメラ・ビックカメラもきっと追従するだろうなあ。ヤマダ電機はダイクマを取得しているからスクーター販売のノウハウも多少は持っているんだろうし、今でも自動車用品コーナーを作ったりしているもんな。ヤマダ電機1F駐車場の入り口横に充電コーナーが作られ、「当店でお買上の電動バイクは充電ポイントが倍」なんてことになったらどうなるかな。

 ワシは「カメラはカメラ屋で買う」という考えを持っているが、家電をカメラ屋で買うことはもう何の抵抗も感じなくなった。カメラに特別な思い入れが無い人や、ヨドバシやビックが近くに無い人にとっては、家電量販店でカメラを買うのはごく普通のことだろう。さてさて、電動バイクはバイク屋で買うモノか、それとも家電量販店やカメラ屋で買うモノか・・・どんな時代がやってくるのだろうか。

 ダーヌポで紹介されていた電動モトクロッサーの走行シーン。KTMも電動マシンのテストをやっているって以前紹介されていた。紹介記事の中の

でもみんなこれになったら発電機だらけになってパドックはうるさそうだなー。あ、コースに充電小屋みたいなのができるのかな。

が面白い。深夜電力で充電したバッテリーを持ってこないと総合的な改善にはならないのかも。

 ただ、現時点でも「走行音の低さ」は非常に魅力的だ。騒音問題に悩むコースは多そうだけど、それが一気に解決しそうだもんな(パドック内の騒音問題が起きるのか・・・)。「充電待ちの人は水まき手伝って~」でホコリ問題も解決か??

 MXやエンデューロ経験者でMTBのダウンヒルもやったことがある人はご存知だと思うが、MTBで山を下る時はオートバイでは聞こえにくい自然の音がたくさん飛び込んでくる。土を踏むときのザクザクという音、小枝を踏んでパキッと折れる音、枯れ葉を踏んだ時のカサカサという音、風が吹いたときのサワサワッという音・・・大好きなエンデューロマシンの排気音が聞こえなくなるのは寂しいが、あの自然の音を聞きながらオートバイに乗れるというのは素敵なことだな。

2009年6月10日  

EVその2

 昨日の続きである。EVが普及するかどうかは車そのもの価格(=大半がバッテリー)と、航続距離が問題だ。現時点でも倉庫で使われるフォークリフトやゴルフ場のカートなんかは電動のものもけっこうある訳で、限られた範囲なら十分使い物になっている。あとはどれだけ安くなるか、行動範囲を広げられるかだろうな。

 EVといえばトロリーバスが懐かしい(見た覚えはある。確か乗ったこともあると思う)。最近はやや形を変えて復活しているようですな。バス停の部分にだけ架線(充電設備)があり、充電→走行→充電・・・とやるらしい。この方式だったらレーンチェンジや少々の別ルート走行も出来そうだし、よさそうですな。40年前に横浜を走っていたトロリーバスは、三ツ沢から坂を下ったあたりでよく架線からポールがはずれ立ち往生していたと聞いたことがある。

 あとは・・・深夜電力の安さがずっと続くのだろうかという不安ですな。幼少時に想像した「未来」は、24時間光り輝いている街で人々が働いたり遊んだりしているっていうイメージだった。今から思うと、原子力発電を意識したパンフレットかなにかを読んでイメージを持ったのかな。幼少時代にオイルショックを経験し、人々は自然と「発電所で使う石油を節約しましょう」という意識を持たされた。やがて原子力発電所が増えてきて、深夜の電気使用は安くてオトクですという営業トークになりましたな。ところが最近は「夜はコンビニを閉めろ」なんて話しがお上から出てきて、やや心配になった・・・なんて話しは以前にも書いた。

 揚水発電で多少ならしたところで微調整程度だろうし、そうあちこちに設置出来るもんでもないだろうしな。もし余剰の電力を遠くまでロス無く送ることが出来たら、近隣の国とピークをずらして供給しあう・・・なんて夢も見たくなるが、まあそれは本当に夢でしょうな。

2009年6月 9日  

HVにEVに

 先日の新潟出張で、ホテルでテレビをつけっぱなしにしてニュースなどを見ていたら三菱の電気自動車「i-MiEV」の話題をやっていた。朝のニュースは5時台と6時台で同じ内容を流すことが多いので余計印象に残る。i のあの格好のままで本当に出てきたんだなあとか、二重床を生かしてバッテリー云々と言われていたメルセデスの初代Aクラスはいったい何だったんだろうとか、いろいろ思いながら見ていた。

 帰りに新幹線の駅まで送ってもらう途中、ガソリンスタンドに寄ったら隣がプリウスだった。現時点では文句無しに燃費ナンバーワンであろうプリウスだが、MiEVのニュースを見た後だったせいで普通のクルマに見えてしまった。「結局ガソリン入れるんじゃん」って感じですな。

 朝のニュースではプリウスのプラグインハイブリッドタイプが企業向けに発売されることも報じられていたし、他社からも今後EVがどんどん出てくる。今はプリウスやインサイトが欲しくなる時期だけど、今買ったクルマが更新期を迎える数年後はいったいどんなクルマが主流になっているのだろうか。

 インターネットの家庭用の回線にはISDN・ADSL・光などがあるが、これらの移り変わりとハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)と、どこかダブるような気がするのである。回線の方はいろいろな理由でISDNの普及が進められ、ある時急にADSLが大ブームになり、そして今では光が当たり前。ADSLは光が通っていないところと、光よりも安くしたい人向けって感じだ。HVや内燃機関の車は今後は急速充電ステーションが無いところ向けの特殊な車両になっていくような気がする。

 ADSLから光に変える時はキャンペーンで工事費無料とかせいぜい2万円程度の投資で済んだし、PCそのものは変える必要は無かったけど、HVからEVへの移行はかなりのお金がかかりそうだな。HVがもし過去の物になってしまっていたとしたら下取り価格も落ちていそうだし。まあ、内燃機関の車よりは有利だろうけど。

2009年6月 5日  

作業の後ブレーキ清掃

20090605a.jpg 昨日の夜は男性スタッフ全員での飲み会。全員で飲んだのは初めて。楽しかったな。割と早めにホテルに戻り大人しくしていたので、今朝も朝から絶好調だ。

 昼は「わか家」で塩ラーメン+半チャーハン。うむ、美味しいじゃないか。ジロ吉が移転してしまい寂しい思いをしていたが、居抜きで入った「わか家」がこれだけ美味しければ満足だ。

 夕方まで熱中して作業。久しぶりのトリップ状態だったな。気持ちが良かった。

20090605b.jpg 16時半で一応作業はおしまい。同僚のカブのリアブレーキが固着しているとのことで分解してみる。分解と清掃で約40分(試乗含む)。カブのリアホイールはスプロケットが車体に残るので楽。

20090605c.jpg プレスカブに初めて乗った。3速の警告灯がプレスカブの証明。サイドスタンドもゴツくて格好良い。

20090605d.jpg 帰りは越後湯沢から200系で。混雑していたら嫌だなと思い弁当を買わずに乗車したが、乗ってみたらガラガラ。弁当買っとけば良かったなと後悔し始めたらすぐに車内販売が来た。これは弁当を食べろというお触れに違いないと思い「まさかいくらなんでも寿司」を選択。新発田の美味しい弁当だった。

2009年6月 1日  

ガソリン価格上昇

 128/117/106で安定しているなと思っていたが、帰路にチェックしたら133/122/106になっていた。隣の店が133/122/96、そのもっと向こうの非セルフ店はもっと高かった(ハイオク135だったかな)から、この店だけが急に仕掛けたわけではなく、街中まったりと値上がりしているのだろう。

 燃費の良い車が増えるとガソリンの需要は減る方向だろう(もちろん走行距離にもよるけど)。するとギョーカイは利益率を維持したいだろうから価格は上がるに違いない。クルマを買い替えて燃費が多少良くなっても、家計簿の「ガソリン代」欄の数字は期待通りには減らないのかもしれない。月1000km程度の走行距離では、燃費向上で節約できた金額とクルマ買い替えでの自動車ローンの金額では後者の方が大きくなりそうだ。「今週はドライブやめておこうか」なんて話しになったら、だったら買い替えない方が良かったじゃんってことになる。

 まあ、脱クルマなんて言ってるのがそもそもクルマに依存しちゃっている証拠ですな。クルマに乗らない人はわざわざそんなこと言わないもんな。

 「一家に一台、100万円で買える電気自動車を」なんて感じで、21世紀のビートルみたいなクルマは登場してくれるのだろうか。今爆発的に売れているプリウスやインサイトが更新期を迎える数年後~十数年後に間に合うかな。

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・ガソリン182/171/163。昨日からこの値段だが、もう少し下がるのだろうか。 2008/09/01(月)
・ガソリン179/168/156。急に下がった。 2008/09/03(水)
・ガソリン143/132/127。ガソリンはとりあえずこの辺でいいから、軽油がもう少し戻って欲しい。レジャー代は多少我慢できるが物流代は限界越えてるだろう。 2008/11/05(水)
・ガソリン130/119/115。こんだけ順調に下がると逆に買い控えが起きるね。 2008/11/26(水)
・ガソリン126/115/112。いつも隣に追従してる店が珍しく2円さげてリーダーになった。 2008/12/04(木)
・ガソリン119/108/106。軽油がレギュラーに抜かれそう。 2008/12/13(土)
・ガソリン114/103/100。軽油もう一声。 2008/12/23(火)
・ガソリン111/101/98。実際にはこれから2、3円引き。倹約を忘れそう。 2008/12/27(土)
・ガソリン110/99/96。旅行中は軽油92(会員)あたりまで見かけたからもっと下がりそう。名古屋が安かったような。例の影響だろうか。 2009/01/05(月)
・ガソリン116/105/101。隣のスタンドより7円高。上げ方向に引っ張りたいらしい。定着するか、吸収されるか。 2009/01/14(水)
・ガソリン110/99/96。一日で戻った。 2009/01/15(木)
・ガソリン116/105/102。今回は隣店も同調している。 2009/01/20(火)
・ガソリン120/109/105。周りよりやや高め。特に軽油は高い。 2009/02/10(火)
・ガソリン118/107/105。1km離れたプリカ店との腹のさぐりあい。3km離れた激安店の利用を検討中。 2009/02/23(月)
・ガソリン123/112/102。全国平均が報じられた翌日にいきなりドンと値上げ。 2009/03/06(金)
・ガソリン119/108/98。今後は上がると思ってたから下がったのは意外。決算セールか? 2009/03/30(月)
・ガソリン123/112/103。やはりあれは決算セールだったのか。 2009/04/03(金)
・ガソリン126/115/106。軽油売る気無し価格だな。 2009/04/16(木)
・ガソリン128/117/106。昨日までは124/113/106だった。 2009/04/27(月)
・ガソリン124/113/106。その前は概ね2円高。軽油は別のとこに変えました。 2009/05/12(火)
・ガソリン128/117/106。上昇中。 2009/05/20(水)
=====(ここまで既報)=====
・ガソリン133/122/106。プリウス対策か? 2009/06/01(月)

2009年5月26日  

ホイール

 ガソリン価格の高騰がおさまり、現在の価格に落ち着いて半年ほど経った。高値だった頃に発注したプリウスが行き渡ったのかプリウスをよく見かけるようになり、と同時に野蛮な運転でガソリンを無駄に消費する馬鹿車も再びよく見かけるようになった。バイパスで全開とフルブレーキを繰り返し、ウィンカーも出さずに車線変更を繰り返すような連中だ。3L位の中~高級セダンが多いですな。普通の道路であんな風に必死に走るのって非常に格好悪いと思うが、まあきっと親が危篤とかアイロンを消し忘れたとか、やむを得ない用事があるのだろう。

 走り屋風の車はバイパスや首都高ではあまり見かけなくなったな。ランサーやインプレッサ、あとシビックタイプRなんかはワシの行動範囲ではほとんど見かけない。夜のワインディングロードとかサーキットに行けばきっとまだ沢山いるんだろうけど、普段の足代わりにするのは相当減ったんだろうな。あと走り屋一歩手前の人は相当減ったんだろうなあ。

 インプレッサやランエボと言えば、キラキラと輝くホイール(金色だったりする)の中に大きなブレーキローターと派手なブレーキキャリパーがどしんと存在していて、冷やすという名目でよく見えるようになっていた。それに対してプリウスのホイールは軽量化と空気抵抗(とコスト?)を考えたアルミ+樹脂キャップなんだそうだ。キャップを外したら燃費が悪化したという話しもあるらしいから、空気抵抗低減を狙って今後のホイールはどんどんフラットなタイプが増えていくのだろう。回生ブレーキのおかげで熱的にもマージンが増えるのも後押しするかもしれない。

 プリウスのデザインって当初はかなり独特な感じがした。「赤字覚悟で作っているので、格好良く作って売れすぎると困る」なんて噂もどこかで読んだ覚えがある。でもいつのまにか近未来車のスタンダードになりましたな。2代目インサイトはプリウスそっくりだし、最近は非ハイブリッド車もどことなくプリウスに似てきているような感じがする。プリウス発のデザインが他のデザインに影響を及ぼす例は今後も増えつづけそうな気がする。

 普通のクルマに大径の太いホイールを履いちゃう・・・昔はごく普通に行われていたドレスアップだけど、もう流行らないかもな。そういうのが格好良いと思われるのはポルシェやGT-Rなど本気でサーキットを走るクルマだけで、他のクルマでやったら格好悪いと思われちゃったりしてな。F1ですら回生ブレーキの時代だし。

 25万円引きだし安くていい新型が出たので今がチャンスですよ奥様って感じだけど、一歩退いて考えてみると、多少燃費が良くなるだけで生活は変わらないんだよなあ。

 燃費14km/Lのクルマからハイブリッドカーに買い替えて28km/Lになったとして、ガソリン代が倍になったら結局ランニングコストは同じだ。買い替えたクルマのローンの分だけ生活は圧迫されそうですな。今乗っているクルマがまだ数年動きそうで燃費が極悪じゃなければ、買い替えない方がいいんじゃないかという気もする。ガソリン代の動きと、ハイブリッドカーの次に来る乗物の値段と時期次第だろうな。

 根本的な解決は脱クルマでしょうな。いきなり乗るなというのは無理だけど、走行距離を減少させる方向が一番確実なんじゃないかな。

               
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